伊達直人 現象 2010.12~2011.1
以下は、記事を拾い出し掲載 そして・・
記録としました。
漫画「タイガーマスク」
主人公・伊達直人などを名乗る人物からの贈り物は12日も全国的な広がりを見せ、全都道府県で確認された。昨年末以来、少なくとも計299件(12日午後2時現在)に達した。贈り物もさまざまな文具や食べ物など多様化し、小中学生が贈り主になるケースも出てきた。
全国で多発!ランドセルやおもちゃなど、漫画タイガーマスクの主人公「伊達直人」を名乗る人物からの贈り物が2010年年末から相次いで発見されています!どれも暖かいメッセージや温もりが感じられます。良いニュースですね。彼からの贈り物の中身、送られた物を調べました。
http://www.civillink.net/esozai/img/pics408.jpg http://www.asahi.com/special/080804/images/TKY201012280383.jpg http://pub.ne.jp/ashigararehabili/image/user/1294355698.jpg
元々は、孤児院「ちびっこハウス」で育った孤児だったが、海外に渡って帰国した後は、親戚の遺産を相続して大金持ちになったらしく、ちびっこハウスの借金返済の寄付を続け、自らもちびっこハウスを度々訪れては、孤児達にいじられる優しい兄ちゃんだった。
しかし・・・その裏の顔は・・・
http://tn-skr.smilevideo.jp/smile?i=13255273 http://tn-skr.smilevideo.jp/smile?i=13286301 http://dic.nicovideo.jp/oekaki/187418.png
動物園の虎の檻の前で中学生3人を倒した素質を見込まれて悪のレスラー養成機関「虎の穴」にスカウトされ、過酷な特訓の果てに「黄色い悪魔」となって帰国したヒールレスラーだった。
ヒールレスラーでありながらも、「虎の穴」の掟により50%を上納した残りのファイトマネーから、匿名でちびっこハウスへの援助を行っていた「黄色い悪魔」だったが、満足な援助が出来なくなったことから上納金さえもちびっこハウスの援助に回す様になった為、「虎の穴」から裏切り者とみなされた「黄色い悪魔」は次々送られてくる刺客と戦う事になった。
「虎の穴」から裏切り者とみなされたことを契機に、悪役から正統派へと転向は果たした伊達直人は、必殺技を開発して次々と襲いかかる刺客を返り討ちにしていったが、悪役時代のファイトスタイルが抜けきれずに反則に反則で返す事もあった為、自らにしみこんだ悪役スタイルに苦悩する日々を過ごした。
メキシコの英雄・仮面貴族「ミル・マスカラス」が、正統派としての苦悩を持っていた事を聞かされて苦悩を振りはらう事に成功した伊達直人は、ドリー・ファンク・ジュニアとの世界タイトル戦に挑んだが、日本ではベビーフェイスでも、本国アメリカではヒールであったドリー・ファンク・ジュニアが、レフェリーを攻撃して王座を反則防衛した為、大阪で再戦する事になった。
そして運命の再戦当日。
会場に向かう途中、ダンプカーにひかれそうになった子供を助けた伊達直人は、子供の代わりにダンプカーにひかれてしまい、途切れそうになる意識の中で、ポケットの中にいれていた「黄色い悪魔」のマスクを河に投げ入れて死亡した。
彼こそ「タイガーマスク」だったのである。
伊達直人。
40代半ば以降の人には懐かしい名前に違いない。
孤児だった主人公が覆面レスラーのタイガーマスクとなって活躍する漫画で、テレビアニメとしても69~71年に放映された。主人公が匿名でファイトマネーを自らが育った施設の子どもたちに寄付する物語である。
昨年12月25日、群馬県中央児童相談所の玄関前にランドセル10個が入った箱が積み上げられ「伊達直人」からの手紙が添えられていた。
それが報道されると神奈川、沖縄、岐阜など各地の児童相談所や児童養護施設にもランドセルや現金などが「伊達直人」の名で届けられるようになった。
「匿名の善意」への共感がタイガーマスク世代に広がっているのだろうか。
ただ、タイガーマスクのころと違って現在の児童養護施設は孤児だけでなく親から虐待された子や発達障害の子らであふれている。
より手厚いケアや家庭的な養育環境が必要だが、施設基準は何十年も「1人3.3平方メートル以上」「子ども6人に職員1人以上」のままだ。
他の先進国の児童施設より劣悪なだけでなく、国内の特別養護老人ホーム(1人10.65平方メートル以上など)と比べても劣る。
また、経済的な貧困や学習支援の不足もあって大学進学率は約10%(一般は約54%)にとどまっている。
「伊達直人」からランドセル5個が贈られた岐阜市の日本児童育成園には現在88人の子どもがいる。
小学校入学時にランドセルを親族が準備できない場合は措置費の中の「入学準備金」(3万円余)で賄っているが、ランドセルは数千円から高額なものは8万円台まである。「学用品や衣服代なども必要なため入学準備金だけでは苦しい」という。
窮状を見かねて「伊達直人」は寄付したのだろうか。いや、もっと軽い気持ちの人もいるかもしれない。それでも次々に登場する「伊達直人」を温かく見守りたいと思う。
かつての大家族や地域のきずなは消え、孤立と無関心が社会を覆っている。
公的な福祉サービスがもっと必要なのだが、社会保障費は膨張し続け国の借金も900兆円を超える。
暮らしが断崖へと追い詰められる実感を多くの人が持ち始めているのではないか。震災時のボランティア活動などに見られるように、身近な地域が危機に陥ると自発的に思いやりの心が生まれることがある。「伊達直人」がその予兆だとしたら、助け合いの精神をじっくり育てたい。
家族や地域だけでも公的福祉だけでもやっていける時代ではない。
NPO法人への寄付を促す市民公益税制も11年度税制改正に盛り込まれた。
新たな思いやりの文化や精神を社会に根付かせる機会と考えたい。
以上 記事を拾い出し掲載しました。
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