choconuts-coconutsのブログ

choconuts-coconutsのブログ

映画が好き(詳しくはない)。
感想が中心です。

Amebaでブログを始めよう!
時系列めちゃくちゃですが、
昨日観た映画を。

「くちびるに歌を」
です。

いま、たくさんCMが流れてますねー。
これ、すごくよかったです。

ちょっとネタバレ


東京から、五島列島のとある学校に、
ピアニストの柏木先生(新垣結衣)が帰ってくる。
友達の松山先生(木村文乃)の産代として、中学の合唱部の顧問に。
部長の仲村なずな(恒松祐里)、部員の桑原さとる(下田翔大)をはじめとする生徒たちと過ごすコンクールまでの日々。


中学生時代、懐かしい気持ちでいっぱいになりました~。
まず、新垣結衣さん、柏木ユリ。
予告の方言見て、どうかなー馴染むかな?と思いつつ…。
相変わらず、キレイでした

等身大の姿、好感がもてました。
中学生から見ると大人でも、迷ったり悩んだりする、20代なんですよね。
そんなありのままさが、なずなたちの共感を呼ぶんだろう。
冒頭の留守電に、あんな意味があったとは。


そしてなずなちゃん。
大人びたところもある、けれどまっすぐ中学生。かわいいです。
柏木先生とは、まるで友達みたいでした。戦友みたいな。
なずなちゃんがドを二回(船の汽笛)弾きながら、前進、前進、とつぶやく姿、
柏木先生が、屋上のなずなちゃんに向けて、はじめてピアノを弾くシーン、泣きました…。
気づかされ、尊敬し、応援し、引っ張られる…
短いシーンに心のうごき集約されていました。
前半、何もしない柏木先生に反発を見せたのに、なぜ本心を見せるようになったのか、そのあたりが若干謎ではありましたが(きっと読み取りが甘いのか)。嘘をつかない、いい先生なのかもしれんね、という一言がすべてなのでしょうかね。ただ毎日そこにいて、ごまかしなくまっすぐな柏木先生だからなのか。
見守る幼馴染もかわいいです笑
だめな父親、眞島秀和さんでしたね~。割と好きなんですが笑
男に厳しくもなります。なずなちゃん。

松山先生、素敵。
今やってるドラマの木村文乃さんと違いすぎて、すごいなあと思いました。
新垣結衣さんと並ぶと、美しすぎて眩しいです

そして桑原くんとその家族。
なんていい子なんだ!
彼が一番かわいかった気すらするんですが!
彼が出てくるシーンはみんな素敵で、じーんとしました。
友達ができて嬉しそうだったり、かわいい女子につられたり、一生懸命練習したり…中学生ですね!
自閉症のお兄ちゃんがいるんですね。
手紙に綴った悩みをかかえながら、兄と歩くのが好きなんです、そう言い切れる彼。手紙のナレーションをバックにふたりで歩く、一瞬見せた泣きそうな顔も忘れられません。それでも、単純に家族として、桑原くんが兄を好きなのが伝わってきました。
ママも素敵。パパは、あまりいい描写はないながら、人間らしくなんとも言えない気持ちにさせられた。
兄もいいです。ママがごめんじゃない、ありがとうでしょ、と言うを真似るお兄ちゃん。単なる真似だとは思えない心のこもったシーンでした。
柏木先生の心を最初に動かしたのも桑原くんでした。納得!

合唱コンクール、コンクール後の合唱、うまく言えないけれど、いい意味でぞくっとしました。
手紙の歌詞や流れる回想、またしても、じーん…。
コンクール後、なずなのピアノに誘発される、桑原兄のセリフ、回想は、なずなを救いましたね!前半、兄が機嫌がいい時に言うという「ボーボー、あんたがおってよかった」、あれが伏線だったとは!
そして、会場に入れなかった桑原兄に向けて歌う。くちびるに歌を、心に太陽を、笑顔で…


そしてラスト、船から手を振る柏木先生の笑顔。先生らしくはないかもしれない柏木先生は、いい意味で生徒たちと対等だったのですかね。教え、教えられ…先生と生徒って、そんなものかもしれませんね。

…いい映画でした!
おすすめです!