まだまだ暑い頃のお話です。

毎年恒例の夏の旅行に行って参りました。

 

いつもは関西地方に飛び出すのですが、今年は関西には行かずに山陰地方へ。

 

朝早くに出発してからまず向かったのは松江市方面。

今までは地図と携帯片手にああでもない、こうでもないと旅していたんですが今年からは初めてのナビという心強いお供がいるので迷う事なく行けるぜ☆

と快適ドライブを楽しんでいました。

 

ナビ:「間違えました。」

 

うそん。

 

ナビって間違えるっけ。

 

実際にはそんな事言わないんですが、ナビ慣れしてないなのかナビが暴走したのか、はたまた旦那さんが方向音痴なのか(これが1番確率が高い)早速間違えまして(^_^;)

目的地とは違う方向へ行くという左門並の道を間違えている内に見覚えのある八重垣神社の標識が。

 

今回の目的では八重垣神社へ行く予定はありませんでしたが、実は八重垣神社とても思い出のある神社なんです。

 

それは私が正に忍たまフィーバー真っ盛りだったあの頃。

御朱印をお願いして巫女さんにお渡しした所偶然にも前のページが富松神社で、まさかの巫女さんも忍たま好きが発覚してほっこりした思い出の神社!

 

八重垣神社には縁結びでとても有名なので早速結びに出会えました^^

 

前置きが長くなりましたが、そんな思い出の神社でなんだかんだで旦那さんとも縁があったのでお参りをさせて頂くことに。

実際鏡の池 縁の占い通り旦那さんにも出会えたと思っておりますし…。

 

市街地から少し離れた先にある八重垣神社。

出雲大社のようなどっしり大きな神社ではないけれど、優しくけれでも偉大なパワーを感じられる神社です。

色んな結びに感謝をさせて頂きました。

今回はお礼参りだったので占いはせずに神社を後にしました。

本当にお導きってあるんだなぁと思いました。なんだか嬉しい^^

 

今度こそ最初に予定していた目的地へ向かいます。

ナビが迷子にならずに今度はちゃんと案内してくれた場所は、有名な足立美術館。

美術展ではなく、庭園が有名な美術館ですね。

この美術館は私よりも旦那さんのリクエストなので私の知識と高揚感はそんなに最初ありませんでした。

しかも入場料が結構びっくり金額ガーン

 

折角入館するのですから、ここは精一杯楽しみましょうと早速有名な庭園を拝見する事に。(なんてドケチ根性)

 

 

THE 庭

 

最近、ない語彙力が更になくなり自分に辟易してるんですが、庭でした。

冗談はさておき(冗談だったのか)

 

美術館に入った途端現れる丁寧に作られた庭園は美しくまさに自然と合わさった大きなアート。

特に有名な景色だと思いますが、庭園の後ろにある山々と重なって更に大きな庭園を思わせる様。

この場所に作り、計算された大きな作品に庭園あんまり詳しくはありませんがこれは圧巻でした。

 

 

自然の掛け軸とか美術館全体が作品って壮大過ぎて言葉も出ません。

 

もちろん、展示されている作品も見ました。

そういえば日本画の展示ってそれを目的に行ったことってあんまりありませんでした。

日本画って何処か淋しいというか、繊細で静かな昔の家を思い出すので少し苦手でした。

 

しかし、日本画って自然の色を使って表現するんですよね。

昔先輩に画材屋さんで教えてもらった時に衝撃的ですごくわくわくしたのを覚えています。

私は完成された作品を眺めるよりも、画材や道具に惹かれる体質なのかもしれません(^_^;)

 

今回足立美術館の大展示室が動物をテーマにした展示でしたが、特に私が惹かれたのはやはり馬!

馬の毛並みって本当に美しいと思いませんか?

それが作品でも繊細に美しく表現されていて馬だけでもいつまでも眺めていられました。

しかも、私に好きな中国民族で更に大きな屏風に描かれていましたので、庭園とは違う圧巻に感動。

 

当たり前な事を言いますが、やはり日本画には日本画にしか表現できないすばらしさを感じました。

絵を描ける人って本当にすごいなあ…。

 

日本画だけでなく、現代展もあったので一気に時が進んで現代の作品も拝見しました。

なんとなく現代のというか個人的に戦後の日本を感じるような絶望と孤独と悲しさが伝わる作品が多かった気がしました。

 

更に魯山人先生の器まで展示されていて色んな作品を肌で感じられる貴重な時間でした!

 

個人的に魯山人先生の所にあった昭和の食に関する雑誌に昔はよかった的な文章があったのがおかしかったです。

確か酢の物の特集で昔は冷蔵庫がなかったので酢の物で涼を取っていたが、現代は冷蔵庫が登場し今の人たちが食で涼を感じるのか的な文章でした。

 

お腹も空いて来たので、いったん島根県とはお別れをして今回のメインでもある鳥取・境港へ向かいます。