師走になりました。

11月の最後お出かけをしてちょうどリア充だぜ☆って話を書こうと思ったのですが。

久しぶりに風邪を引いてしまい、週末から悲しい3連休を過ごしていましたじゅるる。

ちょっとしか熱が出ていないのに年を取ったのか寝苦しく辛い3日間でしたよ。


そんな合間というかその前後もあるけれど寝つけれない時は本を読んでいました。

それもグルメなものばかり。


いや、普通は病気の時は食べ物見ても気持ち悪いだと思いますが、何故か私は殆どの病気にかかっても胃だけは元気なので、なんでももりもり食べれる身体なんです。

だから病気の時は逆に太る(ぎゃー)


前置きが長くなりましたね。

そんな私の空腹を更に空腹状態にした物語達の感想を綴っていきまーす。

全部有名所なので今更wですが、暇つぶしにでもどうぞ(;^_^A


いぶり暮らし 1巻/ノース・スターズ・ピクチャーズ


最近お気に入りの本です。同居しているカップルが週に1度重なるお休みに燻製料理をしながら、様々な日々を過ごしていくお話です。

最初は燻製なんて道具持ってないと出来ないじゃん!と思いながら読んでいたんですが(帯に思いっきり燻製って書いてるじゃん)読んでいく内に作れなくって見るだけでおいしそうというか、身近な物が燻製によってちょっと豪華になるのがいいなあと。

というか燻製したくなってきます(笑)

でも燻製の料理はもちろんおいしいのですが、主人公の頼子ちゃんが、似ていないようで似ている所が親近感で分かる所があったのが大きかったのかもしれません。


何処にでもいるような二人だけどちょっとの工夫でおいしく、たまには周りの人達と一緒に作っていく燻製料理が溜まらない1品です。現在3巻まで発売中で既刊が大量にないのも嬉しい所です。

さっと読めるのもいいですね。


個人的に好きな料理は、牡蠣を燻製したのと、スモークサーモン風と焼き豚に餃子…。

甘々と稲妻(1) (アフタヌーンKC)/講談社

とにかくグルメ漫画が読みたいと思って購入したのがこちら。私はまだ2冊しか持っていませんが…(汗)

妻を亡くした料理が出来ない父が一人で子育てしながら、お互い料理が出来ない女子高生と娘のために料理を一生懸命奮闘しながら作っていくお話です。

つむぎちゃんと小鳥ちゃんがとっっても可愛いですね。名前から全て。(いや、そこかよ)


グルメ漫画なのに、メインの二人が料理できないっていうのが個人的にはツボです。

料理が出来る話も好きなんですが、出来ないながらも笑顔を見るために頑張るのがいいんですよね!

一生懸命作った料理は、家庭ながらの温かさが伝わってきてほんわかするんですよね。

つむぎちゃんの表情がなんていうのか時々怖い気がするのは、つむぎちゃんの埋められない孤独を現している気がするのは私だけだろうか。


まだ2冊の中で私が好きなのは餃子パーティ!


東京すみっこごはん (光文社文庫)/光文社

こちらは小説。東京のすみっこにあるちょっと変わった食堂のお話。

くじびきで当たった人が料理を作る中で章ごとに主人公が変わりながらも、食堂の始まりまで繋がっていくお話です。

小説は買ったまま本棚におきっぱしてしまう事が多いのですが(汗)こちらは引っ張られるように最後まで一気に読んでいった感じです。


推理小説とか絶対に犯人を見つけられるタイプではないので、最後の最後まで食堂メンバーの重要な繋がりがわからなくって素直に「え!そうなんだ!」と驚きました。

読めば読むほど登場人物の色んな面が見えてきて最終的には人の良さに惹かれました。


小説は漫画と違って文字だけで表現するので、よりおいしそうに想像できるのがいいところ。

見た目、匂いに音が想像できてまたじゅるり。


こちらも料理上手な人のおしそうな味から、下手だけど一生懸命、色んな経験を経て思い出と一緒に料理される一品が愛おしくなる作品です。


食堂つばめ 2 明日へのピクニック (ハルキ文庫)/角川春樹事務所

最後は食堂つばめのシリーズから2作目。

なんで1作目じゃないかって、1作目から少し時が経ってるので(汗)

こちらの作品は、あの世とこの世の境目でこちらに来てしまった人たちに”思い出の料理”を探しながら作っていくちょっとファンタジーな作品ですね。

料理を作るのは、何十年も前に死んでしまった”ノエ”という美少女。

ノエと一緒に助けるのが既に死んでいるりょうさんと、まだ生きているけど行ったり来たりする事が出来る秀晴と関わりながら、テーマ事に主人公が変わっていきます。

2作目は、1作目ではノエや秀晴達がメインに話が進んでいきましたが、今回は完全に全く関わりのない人達が主人公です。

小さい子から、人生を全うした人達まで様々な人生があるように思い出の料理も全然違う。

もちろんノエさんが作る料理がじゅるりとおいしそうなんですが、思い出の形によって些細な味まで違うのが面白いんですよね。

ただ素直においしそう!って料理だけでなく、その人の思い出によって薄かったり、ほろ苦かったり、おいしくないと感じたり。

ファンタジーなだけあってリアリティがないのもこの作品の面白い所でもあります。

読みやすいのもいいですね。

私はノエさんのペペロンチーノが食べたい(既にこの作品ではない)

中途半端にネタバレするので、読んでない人からしたら分かりにくいんじゃ!と思う変な感想文(^▽^;)

しかし、食べるというのは人間の大事な部分であり、笑顔になるものなんですよね。

だから食べるという作品は最終的に笑顔になるのがハッピーエンドが好きな私にとっては相性のいいのかもしれません。

あ、ただの食い意地が張ってるだけか(笑)