以前、緘黙の集会で知り合った方から教えて頂いた漫画家さんの
著書を購入してやっと読みました。

沖田×華(おきたばっか)さんの「ニトロちゃん」

検索したら著書が幾つもあって、他の本もぜひ読んでみたい!
と思っています。


ニトロちゃん: みんなと違う、発達障害の私 (知恵の森文庫)/光文社

¥600
Amazon.co.jp


最初に、「著書の体験をもとにしたフィクションです。」
とありますが、どこまでがノンフィクションなんだろう…ショック!

アスペルガーとLD(学習障がい)とADHD(注意欠陥・多動性障がい)
であるニトロちゃんの小学生~中学生の頃の物語です。

ニトロちゃんから見た学校での日々の様子は
なかなかに衝撃的です。
こんな先生ホントにいるの!?
もう、犯罪でしょこれ!?ってレベルですよ。。。

でも、実際に今でもクラスのいじめっ子や
ニトロちゃんに出てくる様な先生がいるのも
悲しいけど現実ですよね。

体罰教師に傷つけられたニトロちゃんが
優しく信頼出来る先生に巡り会い
救われていく様子になんだかこちらまで
救われたような気持ちになりましたしょぼん

息子も高校の先生方にほんと救われました。。キラキラ


とっても辛くてしんどかった時に、
週一で家族宛に遺書を書き直していたエピソードは
すごく切なくて。。。
でも、ニトロちゃんの気持ちがすごくよくわかる。。。


あとがきに、沖田×華さんが
「毎日が戦争だったのに、私以外の生徒の大半は
平和な学校生活を送っていたとは…。
同じ教室で同じ時間を過ごしたのに、
ここまで認識が違うのか!と、頭の中に衝撃が走りました。」
と書いていましたが、これもすっごく同感です!!


一緒に居て、同じ事を体験しても
皆が同じ様に感じている訳じゃなくて、
それぞれ見ているところが違っていたり、
受け取っているものが違っていたり、
覚えている事も違っていたりして、
それぞれの感覚というか、考えの違いって
すご~く大きくて驚きますよね。。


まだ、これ1冊しか読んでいないのですが
続編など色々出版されているようなので
成長したニトロちゃんを見てみたいです。