前回に続いて、緘黙関係の本について。。。

場面緘黙Journalで紹介されていた
「バンザイ!なかやまくん」を読みました本


バンザイ!なかやまくん (草炎社・新こども文庫)/草炎社

¥1,103
Amazon.co.jp


1年生になったばかりの、なかやまたつおくんは
先生に名前を呼ばれても、みんなのように
「はい」と返事をすることが出来ませんでした。。

「はい」といいたいのに。。

顔が ぽっぽと あつくなって、あせが 出てきました。
なみだと はなみずも 出てきました。
それなのに、声だけが 出てきません。


主人公のなかやまくんは、
「りかちゃんがわらった」と同じ
小学1年生という設定です。

こちらは、創作の児童書です。



場面緘黙は幼少期に発症する事が多いようですが、
やっぱり子供にとって、小学校に入学するということは
とても大きな環境の変化で、相当な不安と緊張が
襲いかかりますよね。


周囲の人数は一気に増えるし、
色々な科目の勉強は始まるし、
皆から遅れることなく、はみ出すことなく
いつも規律を守って、団体行動することを
求められるようになって。。


それを楽しんで上手く順応していく子どもたちも
沢山いると思いますが、
相当なストレスとプレッシャーを感じる子どもも
多いと思います。


緘黙児は、誰が見ても後者のタイプですよねあせる

不安や恐怖などで、話せなかったり、動けなかったりしても
何も感じていない訳でも、何も考えていないのでもない。
能力的に劣っているわけでもないと思う。。

ただ、周囲に対し過剰に反応しすぎてしまうというか、
敏感過ぎて、自分をコントロール出来なくなってしまうというか。。

その結果、人とのかかわりが難しくて
ソーシャルスキルが未熟になってしまうのですよね。


私はずっと、自分の頭の中には「スイッチ」があって、
周りの状況によってオン・オフが勝手に切り替わり
頭が真っ白になっていきなり話せなくなってしまったり
頭がハッキリスッキリして、また話せるようになったり
自分ではどうする事も出来なくて
まるで誰かに操られているような感覚がしていました。

誰かというのは、自分の無意識かな?かお