要精密検査の通知が来てから5週間後、ようやく精密検査の予約を入れられました。
検査内容は病変の良悪性を鑑別するための細胞診。
胸にエコーをあてながら細い針を刺して腫瘤の細胞を抜き取ります。
「まね、がんの可能性は低いよ。大丈夫だろうけど一応ね」
うん、そうそう、一応だよね。
それまではまだ余裕ぶっこいていた私です。
が、1週間後の結果説明からビビり始めました
細胞診の結果はグレー。
白から黒まで5段階あるとすると、ド真ん中のグレー、しかもやや黒寄り。
ドクターのテンションが前回と明らかに違います。重いです。
再度、細胞診をすることとなりました。前回よりも太い針でより多くの検体を抜き取りました。(これ結構痛い)
その再検査の結果、右胸に早期の浸潤がんがあることが分かりました。
がんと知ったこの日から今日までで、泣いたのは1度だけ。
精密検査の結果を聞いた帰りのバスの中で、息子と同じくらいの男の子とお母さんが楽しくおしゃべりしている光景を見て自然と涙がこぼれました。
息子にこんな顔絶対に見せてはいけない!
がんは早期で見つかったんだ!
泣いてる場合じゃない!
それからは絶対に泣かないと決めました。