○築地市場の初競りで大間マグロが5649万円で競り落とされたとのニュースをNHKニュース9でみました。競り落としたのは映像から寿司チェーン店の「すしざんまい」のようです。競り落としたマグロは寿司ネタとして、一つ400円で提供されるそうです。そうすると元が取れないそうですが、インタビューに応えた社長によれば、今回の競りで世間の注目を浴びることで広告になり年間を通して少しずつ回収していくという考えのようです。NHKがしっかりその宣伝に貢献していましたね。
○さて、そのニュースの最後にキャスターが、高額で競り落とされてマグロも喜んでいるでしょうね、とのなにげないコメント。
○金子みすずさんの「大漁」という詩があります。イワシの大漁だと浜では人間がお祭りをしているが、海の中では何万ものイワシが弔いをしているだろうとの趣旨の詩です。
○10年以上前、トルコに初めて来たとき、犠牲祭の日にある家に招待されました。家庭で羊を購入し、庭先で首を切り、血を抜き取り、皮を剥ぎ、解体していく作業を行います。最初は、なんて残酷なことをするのだろうと思って、目をそむけてしまいましたが、よくよく考えてみれば、普段食べているお肉はこういう作業を経て、自分の口に入ってくるのだと気付きました。日本においてもこのような作業が行われていて、それを目にしない、あるいは見ることを避けているだけでしょう。
○日本では、食事の時に「いただきます」と言いますが、これは「いのち」を「いただきます」ということだという話を聞きました。人間は他の動物や植物の「いのち」を奪ってしか生きられないという話です。考えてみれば当たり前のことなんですが・・・。それ以降、食事の際にはできるだけ、そういう思いで手を合わせて「いただきます」というようにしています。人前でいうのが恥ずかしいときは心の中で、お腹がすいていてすぐに食事に手を出してしまったときは後からでも。
○学校給食で、子供に「いただます」をいわせるなという保護者がいるという話を聞いたことがあります。理由は宗教的な行為だと考えているからだそうです。人によっていろいろな考え方がありますので、それはそれでいいとして、その保護者は公立学校でのクリスマス会にも反対しているのでしょうか。
○以上、話は徐々に逸れて行きましたが、正月のマグロの競りのニュースを聞いての雑感です。