青空、hide ①
今年もまたこの日が来ました。
今日は晴れて、綺麗な青空が広がっています。
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1998年5月2日。
突然、我が最愛のロックスター、hideがいなくなった。
悲報を知ったのはバイト先にて、後輩から。当時私は高校生。
「先輩、ショック受けるかもしれませんが…」って切り出されたのが、その話だった。夜8時頃だった。
バイトを終え、家に向かって夜道を独り歩いた。「さっき言われた事は何だろう」と、ただぼんやり考えていた。
家に着くと、部屋にへたりこんで座っていた。何時間もそのままだった。
友達や先輩から電話が相次いでかかって来る。皆心配してくれていた。皆とはいつも通りに話をして切った。
正直、よくわからなかった。身近な人を亡くした経験が無かったから、それがとても虚しいとか悲しい事だというのが、その時はまだ理解出来なかった。何よりも信じられなかった。
「ファンクラブ・JETS発足!」
「いよいよZilch解禁!」
「hideのオールナイトニッポンRスタート!」
「今年のMLJは水着で参加して遊べる内容に!」
「PSYBORG ROCKと呼んでいる新しい音楽を極めて行く」
…いよいよフルに動き始めるhideちゃんに、ひたすらワクワクしていたんだ。Xは少し前に解散してしまったけれど、解散ライヴで泣き明かした日の翌朝に、新聞広告一面を使って「hide始動!」ってバーン!と打ち出して、悲しみから一転笑顔にしてくれたんだよ。
ファンクラブの案内が届いたら即申し込んで、帰国するって聞いてた4月の終わりは 東京方面の空をずっと眺めていた。同じ国内にいるかと思うだけで嬉しかった。
これからは思う存分hideちゃんを追いかけよう!短大受験が待っているけど、それを励みに頑張ろう!と思っていた。そして短大に行ったら勉強三昧の高校時代よりもhideちゃんに時間を費やそうと決めていた。
今思うと完全に依存だけど。あたしが生きる理由は全てhideちゃんにあった。好きで、好きで、たまらないから。音楽が最高で、カッコ良くて、面白くて、優しくて、たまにちょっとワルくて…最高のロックスター。
そんなhideちゃんが、あの日突然いなくなった。
