亀の甲より年の劫(かめのこうよりとしのこう)


意味は、「年長者の経験は尊ぶべきである」です。

大辞林 第三版より


おばあちゃんの知恵袋、という言葉を

きっと耳にしたことがありますよねニコニコ

ぽたぽた焼きの袋の愛読者でした。

お年寄りの知恵や知識には

お金を払ってでも知りたいような価値がありますキラキラ



ええ、コホン・・・・・ぶっちゃけ、今回長いです☆

いつもの短くゆる~いのがお目当ての方は

「長ぇ~よビックリマークむかっ」と言いながらスクロールしちゃってください!!



10代の頃は、「人生は長さじゃない、深さだ」なんて

まだ人生の何をも本当に経験していないくせに、

ありがちな青くさい台詞を周りとドヤ顔で語り合い

私も8:2くらいで「うんうん、深さだよね」なんて考えていましたが

あの頃より少し年を重ねた今となっては

「深さ?そんなもの長く生きてりゃ自然と深さもくっついてくる」

と思っています。まだまだ若輩者なのですが(^_^;)



ちょうど私たちの世代が10代から20代になりたての頃

ファッションでも食べ物でもなんでも、

流行の最先端、流行をつくりだすのは

私たち世代という社会の気風があったような気がします。

中高年と呼ばれる世代は、私たちくらいの世代を見て

いつも驚いたり、感心したりしてくれました。

たとえば携帯電話のメールの絵文字機能など当時は最先端でした。

青二才のくせに「えぇ?絵文字の使い方がわからないの?」

などとえらそうに言ってたのを思い出すと

当時に戻って自分をひっぱたいてやりたくなります。

20代なんて会社で例えれば新入社員のようなものです。

きっと先に入社した30代の先輩は

「自分もあんな感じだったのかなぁ」と生暖かい目で指導したり、

相談にのったり、40代の先輩の補佐をしたり・・・

40代はプロジェクトを次々と立ち上げながら

50代の先輩の指示を仰いだり・・・



まぁ上に書いたのはたとえ話ですが。

自分がひとつ壁を乗り越えると、ちょっと成長した気になって

その壁にぶち当たっている他人を見ると

「こうすれば超えられるのに」と

ちょっぴり上から目線で思ったりしがちです。

同じ壁に出会っても、壁を見ている位置が、目線の高さが、

壁を超えるために持っている道具が

自分のものとは異なることを想像できずに。



若者が流行をつくりだす時代は

もう終わりかけていると感じます。

ひとつは若者が自分から新しいものを作り出すことが

難しくなってきているから。

何をして遊ぼうなどと友人と顔をつきあわして考えずとも、

物心ついたころにはネットやスマホなど

受け身でいても時間がすごせる環境で育つ。

もうひとつは若者が「いい」と思う感覚が

一辺倒にほかの世代に受け入れられず

ほかの世代はほかの世代で

独自の「いい」と思うものをちゃんと見つけることができるから。

これ「も」情報化社会のおかげですね。

ひっくり返していえば、「いい」と

人に思わせることができれば

どの世代でもトレンドを発信できる。



トレンドを生み出そうと試行錯誤するとき、

国内のすでにあるものに手を加え売り出す方法を探すより

海外から真新しいものをひっぱってくるほうが

てっとり早いし簡単です。新鮮さもあります。

ですが、そのような状態がつづくと、たとえば

日本で生まれ、日本で育ってきた伝統工芸というものが

廃れてしまいます。

現に漆器や細工、機織りものといった工芸品において

跡継ぎなど後継者がいないため、技術を伝承できず

もう二度とつくりだすことができない工芸品が

数多く存在するそうです。

そして現在進行形でそれらが増えている。


最近では海外のほうが日本文化に興味がある人が多く、

日本人より日本文化を知っている方が増えていますよね。

そのうち海外の職人さんだけの寿司店なんてできそう。

それはそれでユニークですが。

これからトレンドを生み出そうと考えるとき

自国のものに目を向けることは

避けて通れない何かひとつの時期がきているような

そんな気がします。



しかし、いざ商品の種になるようなものを見つけようと

まわりを見渡しても、何に目をつけてよいのか、

目をつけたは良いがどう売り出せばよいものか、

いまいちわからない。これといったものが浮かばない。

行政は「若い力の底上げを」と

若者に重きをおいているような気もしますが、

その国のことを誰よりも長く見てきたのはお年寄りです。

知識や知恵などたくさんの国にとっての宝物を持っています。

言われなくともわかってる!ハイ、その通りです(^_^;)

その国の文化により長く触れてきたいわば職人。

文化を生み出すにも、文化を守るにも、

いまいちど、職人に教えをこうことが必要だと感じます。




・・・・・




・・・・・・・・・・・




・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・はい!!




スクロールお疲れさまでした☆

お年寄り大切にしましょうということを

改めて認識しなおした、そんな感じですビックリマーク