先日、宙組『モンテ・クリスト伯/Amour de 99~99年の愛~』を
観劇してきました
しっかりお芝居!!しっかりショー!!と
メリハリのある公演で、
宝塚歌劇の醍醐味を1度に味わうことができて幸せです
だんだんとショーの楽しさもわかってきたこの頃なので
たくさんのショーを観てもっと楽しめるようになりたいな
軽く感想を
まず、モンテ・クリスト伯
3時間分観たんじゃないかというくらい
ぎゅっと詰まった濃厚なお芝居でした。
幕開きで銀橋を渡る凰稀かなめさんの人間離れしたスタイルの良さに
度肝を抜かれ、「はぁ~~~っ」と最初からもうウットリ
「あら、髪が凰稀さんにしては短い?」と思ったのですが
それもまた新鮮で素敵でした!
小さいお顔が余計小さく見え、ほんとに洋服店のマネキンさんみたい
そして今回、個人的見所(笑)にしているコスチューム
キリッとした海軍服の似合うこと似合うこと
ネイビー軍服に白いパンツ、長いお足をさらに長く見せるブーツ…
もう…………クラッ ←
「地中海は俺達の庭」という壮大な曲に乗せて
ファラオン号の船員のかっこいい男役さんたちのダンス
これから始まる悲劇を微塵も感じさせぬ幸せいっぱいの場面
登場した実咲凛音さんの白いドレス姿もかわいくて
「エドモン」と愛する人を呼ぶ声を聞いただけで
みりおんちゃんの身につけてきた自信というか、余裕、役に入っている感覚など
娘役さんとしての成長がわかり
「ずいぶん成長されたなぁ」と何か親心のようなものが芽生え ←
愛希れいかさんと同じく応援していきたいと思う娘役さんになりました
若い娘時代の役から母親役、とてもお上手に演じてらっしゃいました
三悪人こと、フェルナン(朝夏まなとさん)、ダングラール(悠未ひろさん)、
ヴィルフォール(蓮水ゆうやさん)。
悪役をそれぞれ魅力たっぷりに演じてらっしゃいました。
フェルナンは典型的な貴族のドラ息子で
想いを寄せる(というか、ただ執着している)メルセデスが
エドモンと結婚することからエドモンを憎み、
どうにかメルセデスを手に入れてやろうと企んだ。
エドモンを地獄に陥れた首謀者ともいえる人物です。
もーどーしよーもない上に、女性に手を上げるフェルナン、
「あんた、女性に手を上げたらあかんやろっ」と
お尻を叩いてやりたい気分になりました
しかしまーさまは立ち姿が本当に舞台で映えますね
ショーでも長い手足を生かしたダンスをたっぷり堪能させて頂きました
次に、ダングラールはファラオン号の会計士。
エドモンの船長出世を妬み、フェルナンと共謀してエドモンを陥れた人物です。
罠にはめてやると歌い上げるダングラールはすごい迫力でした
もう目が「あいつの出世が心底憎いぜ~」と言っているようで
エドモンとメルセデスが祝福されているとき、
フェルナンとダングラールはどうしていたかというと、実はその場に居たんです。
どこかというと…
まーさまは上手で、ともさんは下手で
怒りや憎しみオーラをメラメラと燃やしていました
あのシーンの二人のやりとり、結構好きだったりします(笑)
そして待ってました!!ヴィルフォール!
検事さんでインテリ感漂う知的で上品な佇まいです
彼は最初はエドモンをすぐに釈放してくれ「良い人」かと思いきや
自分の保身のためにフェルナン達と共謀して
エドモンをシャトーディフに収監します。
エドモンの復讐が始まった後のヴィルフォールは本当にかわいそう
ヴィルフォール邸のあの場面は衝撃的でした。
悪いことをしたのは彼だけれど、思わず胸が痛みます。
(私がちーさんファンだからという理由ではない!……はず←)
なんだかヴィルフォールってちーさんにぴったりの
「良い人」オーラ溢れる役柄だったから
あの豹変っぷりというか、「エーッ!?」っていう振り幅が凄まじかったです
そして前述の通り、
最後はかわいそうな人…という印象にまた変わってゆくのですが…
やっぱり蓮水ゆうやさんのお芝居好きと改めて思いました
長くなってしまったので、この辺で。
その②もそのうち…