ホテルの”アメリカン”ブレックファーストを諦めて、
せっかくだからと成都名物を食べに出かけた。
向う先は名物店が軒を並べる通り。
二日目の日記でご紹介した夫婦肺片の元祖(多分)を見つける。

ここかここかと入ろうとすると
まだ開店していないとのこと。
待っていられず、隣の頼湯園に入る。

ここは成都名物の一つ、胡麻餡入り団子の有名なお店・・・
ご飯の前に甘いものはなぁと思うこともなく、即注文。

とろーり胡麻餡に更に白胡麻?特製のたれをつけて食べる。
つるりとのど越しがよく、甘すぎない。大満足。

名店の前にいた豆腐売り。
麻婆豆腐用か?
その容器は洗面器に見えたけど・・・
次に向った先は有名なワンタンのお店!
ここはちょっとだけ綺麗な大衆食堂という雰囲気で、
とにかく人で溢れていた。
注文も席取りも全てが命がけになる。


頼むは一番普通そうなワンタン、
勝手に名づけて「白ワンタン」
だしが効いていてコクがあるスープ。
ワンタンは大きくて10個以上入っていた。
ワンタンの皮が柔らかく感じちょっぴり残念。

こちらは「赤ワンタン」
おなじみ唐辛子とラー油とラードの特製ソースを
絡めて絡めて食べるワンタン。
もう辛さは感じなくなっているが、独特なうま味は後をひく。
隣では小学生も同じものを食べていて、
やっぱり小さい頃から辛いものを食べるのか、と少し妙な感心。
おなかも大分満足したので、観光名所へ。
成都は市内にも見所がたくさんあり、
ちょっと足を伸ばせば世界遺産もある。
蜀国の都であった成都は、劉備、諸葛孔明、関羽、張飛らの
豪傑たちが活躍していた都・・・
ということで、ちょっぴり食い意地を抑えての観光は、
「武候嗣」へ。

劉備に、

張飛に、

お参りする人々。

そして、劉備、関羽、張飛が結義を誓い合った
場所を記念するために立てられたお寺、
「三義廟」
三国志ファンにはたまらない場所だ。
三国志の舞台に浸りながらも、この近くに坦坦面の
張・・・いや超有名な「成都坦坦面」があったよねと
確認しあう二人・・・。
もう一度中国語で三国志を読んでから訪れたいと思ってます・・・。
市内中心部にあった「成都坦坦面」の本店は地下鉄開通工事
のため、撤去を余儀なくされていた。
四川の成都まで来て成都坦坦面を食べられない危機にあった私達は、
お得意の中国語で他に支店はないかと泊まってもいない
four seasonsのホテルマンにしつこく聞き、ここを探し当てた。
しかしこれまでの中で一番お店が汚く、態度も最悪で、
はるばる日本から、いや上海からやってきたことを忘れて
やめようかとも思ったが、ぐっとこらえて注文。

そんな二人に念願の坦坦面。
しかし、なんと、タバコの灰がお椀のふちに・・・
あまりのことに悪い夢を見たと思うことにした。
これで大切なお昼を終わらせてなるかと
二日目に行った「韓包子」の支店へ。
今日は前回失敗した肉饅頭は頼まず、一品料理で勝負。

スープなし坦坦面、宮爆鶏丁(鶏肉カシューナッツ炒め)に
夫婦肺片、そして川北涼皮(ところてんに辛いたれソースがけ)
思いがけずどれもこれも美味しかった!!
ちょっとした勢い付けにビールも。
「韓包子」の美しいほどのリベンジと成都旅行に乾杯っ!
夜はあっというまにやってきた。
今日はずっと食べている気もしたが、庶民が生活している
場所を二時間ほど歩いて歩いて、上海との違いや共通点などを
肌で感じ、山椒と唐辛子の香りがしてきた夕暮れ、
(といっても20時ごろ)
私達はもう一度火鍋を食べにタクシーに乗り込んだ。
運転手「そんなところは知らないねぇ」
C「じゃぁ△△△?」(調べていった火鍋屋さんの通りが伝わらず)
運転手「そんな場所はないなぁ」
C&K「運転手さんが一番好きな火鍋に連れて行って!!」
運転手「オッケー!」
だまされるかもしれなかったが、
すごいところかもしれなかったが、
ちょっとした最後の冒険を楽しんだ。

ものすごいお客さんでにぎわう店内。
これはきっといける?!

やったーーー!
やっとの思いでたどり着いた本場の火鍋。
めちゃくちゃ辛そう♪

唐辛子と山椒がざーくざく。
この火鍋、辛さだけではなく濃厚なうまみもあって
生涯において忘れられない味となった。
これは上海にはないだろう。
火鍋はもともとお隣の重慶市が本場だと聞くが、
ここの看板は「重慶火鍋」と書いてあった。
運転手さん本当にありがとう。
面白具材をご紹介。

毛肚(胃袋)・・・ここのは生で新鮮。
他店ではほとんど冷凍ものらしい。

豚ののど・・・これが意外に?いける。
本当に何でも食べるんだな・・・
最後の夕飯を大勝利で終わった二人には
明日がとても晴れ晴れとしたものに感じた。
成都よ、ありがとう。明日上海に戻ります。
追記:今日午前中に小火騒ぎがありました。
いや、騒ぎどころか大騒ぎでした。
私達の部屋22階の真下のキッチンから白い煙の大柱が・・・
最初にちょっと焦げ臭いにおいを感じ確かめたところ、
尋常ではない煙に身の危険を感じました。
「逃げよう」
二人は着の身着のままで貴重品を持って非難しました。
そしてとりあえず警備員に事態を報告。
のらりくらりの警備員たちは私たちの報告から
あーだこーだを繰り返し、
一時間以上経ってやっとやっとやっと対応。
私達の部屋から煙を確認しようやく慌ててくれました。
全部、燃えてなくなることを覚悟しました。
「燃えたら帰ろう」
上海で火事の貴重な体験を引っさげて?の突然の帰国、
皆はどう迎えてくれるのだろうかと考えました。
無事、今日の夜を上海の家で迎えることができました。
原因は住民が鍋に火をかけたままの外出。
その部屋の主が戻ってきて初めて消火作業へ。
えー帰ってくるの待っていたの?と驚かずにはいられません。
本当はすぐ消防車を呼んで、ドアを破ってでも消火するべきです。
「この二人は大騒ぎしすぎだよ」ってな感じで
警備員たちは笑顔で立ち去っていきました・・・
非常袋は常に用意しておこうと心に決めました。
あぁもう怖かったよ~