petapeta-art®︎やまざき さちえです。
年末年始とこの連休にかけて
家族で過ごす時間が長く
新たな発見もたくさんあって。
その中で
おにいちゃんが赤ちゃんだった頃のことを
ふと思い出しました。
あの頃は
初めての育児にいっぱいいっばいで。
その上
地元での出産ではなかったので
親しい友人はおらず
旦那さんの仕事も忙しく
母子家庭状態。
典型的な密室育児でした。
切迫早産からの低体重児だったので
体重増加のための指導が入り
病院で教えられた通りに
授乳にかかった時間と回数、
赤ちゃんの授乳前と後の体重も測って
その差を計算。
3月4日10時20分
右側5分 × 2回/左側5分 × 2回
230g増加
みたいなメモを
しばらく欠かさずにとっていました。
乳腺炎にもなりやすかったので
神経質なまでに
母乳に良い食事に気を使い
それでもおっぱいが詰まりやすくて
助産師さんに来てもらったり
漢方薬局を訪ねてみたり。
肩周りの血行が良くなるとのことで
はいはいみたいなポーズで
部屋を歩き回る
謎の運動?とかもしていました 笑。
今はその姿を想像するだけで笑えてきますが
当時は藁にもすがる思いで
真面目にやってました。
離乳食も
本などを見ながら全部手作り。
こどもが寝た後に
夜な夜な野菜をすりつぶして
ペーストにしたり
大きな鍋であれこれ
出汁をとったりして
翌日の下ごしらえをしてました。
せっせと離乳食教室に通って
○ヶ月ごろにはタンパク質を○gとか
そういうのも気にして。
それなのに
そもそも小食で好き嫌いの多い上の子は
つくったものを
ほとんど食べないのです。
初めての子だったので
そう感じていたのか
感の強い子だったのか
よく泣き、なかなか寝ない子で
寝かしつけにもかなり苦労していました。
夜中にひとり、
薄暗〜くした部屋の中を
ゆらゆらゆらゆらしながら
ひたすら何時間も抱っこ。
腕や肩はパンパンだし
日々の睡眠不足で眠さMAXなのに
いくら抱っこしても
全然泣き止まず。
ようやく寝たと思って
下に降ろすと背中スイッチが入って
またイチからやり直し。
ものすごくしんどかったことを
覚えています。
もちろん、
その後ぐっすり眠っている顔を
見たときには
あどけない寝顔が
愛おしくてたまらなくて
すごくすごく幸せな気持ちで
満たされたこともあります。
日常の中でだって
ふとした仕草がかわいかったり
ちょっとした成長が
ものすごく嬉しかっり
そんな瞬間もたくさんありました。
ですが、やはりトータルで考えると
あの数年は苦しかった
というのが私の本音だったりもします。
それはもちろん
お世話そのものの大変さからくる
感情でもあります。
ただ、その根幹にあったのは
細々した育児をうまくこなせない自分、
かわいいはずのわが子の育児を
しんどく思ってしまう自分への
情けなさや嫌悪感だったように思います。
それなのに
一歩外を見てみると
オープンスペースやら
ショッピングモールやらで
見かけるお母さんたちは
みんな身綺麗にしていて
こどもたちと楽しそうにしているし
お母さん同士の輪も出来上がっている。
ネットを開くと
おしゃれで完璧な離乳食が
ばんばん出てくる。
その時は気づいていませんでしたが
そういうものも無言のうちに
自分を追い詰めていたように思います。
ちなみに
そんなことを言っている私自身も
外に出る時は一応
身なりに気を使っていたし
つくった離乳食をSNSにあげたりして。
他の人から見れば、それなりに
楽しそうに見えていたかもしれません。
ただ私の場合
それはハリボテ、仮の姿なわけで。
家ではぼろぼろだし、ストレスMAX。
なのに
ちゃんと育児ができない自分への
自己嫌悪や恥ずかしさがあるがゆえに
周りの人に相談できず
楽しそうに育児をしている面しか
見せることができないわけです。
今考えると
がちがちだったんですね。
いろんな情報や
表面的な様子だけを捉えて
ああしゃきゃいけない
こうしなきゃいけない
に、捉われすぎていたのです。
上に書いた
体重増加のための授乳指導
母乳育児のための栄養指導
健全な発育のための離乳食指導。
きっとどれもこれも間違ってはいない。
教えてもらったことは
全て正しいことなんだろうし
それが役立つ場面もたくさんあるんだと
思います。
でも、それに捉われすぎると良くなくて。
逆に自分を追い込んで
育児を苦しくさせる
原因になってしまうんだと思います。
授乳だって
体重増加は大事ですが
そのことを考えすぎて
時計とにらめっこして時間を測って
メモを取る暇があれば
もっとおっぱいを飲むかわいい顔を
しっかり見つめてあげれば良かった。
母乳育児だって
ミルクという選択肢だってあった。
離乳食だって
疲れているのに夜な夜な作業をして
余計に疲れるくらいなら
もっと手を抜いて
その分ゆっくり休んで
翌日元気な体でいつもよりたくさん
一緒に遊ぶ時間を取れば良かった。
なのに
私は全てを杓子定規に捉えて
教えられたことを忠実にやろうと
しすぎちゃってたんですよね。
周りの様子だって
楽しそうに見えても
本当は悩んでいるお母さんだって
いたかもしれないのに
私が気づかなかっただけかもしれない。
なのに
自分に余裕がないがゆえに
その奥の面を推測しようともしなかった。
それが分かれば
自分だけが不完全だと思うこともなく
もう少し楽になれたかもしれない。
もちろん
そんなことを言っても
今さらどうにもなるわけではないし
当時の私はそれなりに
できることを一生懸命やってきたので
そこに後悔があるわけではありません。
ですが、もしも今赤ちゃん育児で
悩んでる人がいたとしたら
もっと自分を褒めてね!
もっとゆったり構えてね!
もっと楽しんでね!
そんな風に声をかけたいなと思います。
私もまだ現在進行形で育児中なので
偉そうなことは言えない立場なのは
分かっていますが。
それでも、下の子が赤ちゃんの時に
前よりぐんと力を抜いたことで
私自身はすごく楽になりました。
物理的に
2人目で慣れが出てきたこともあれば
旦那さんの仕事が落ち着いて
協力体制ができたということもあります。
ただ仕事を始めて
明らかに忙しくなってもいるし
2人育児による大変さが出てきたことも
事実。
それでも上の子が赤ちゃんの時より
下の子の赤ちゃんの時の方が
より育児を楽しめているし
そのかわいさを満喫できているな
と思うのです。
もちろん今でも悩んだりイライラしたり
しなくなったわけではありません。
でも、下の子が生まれて
細かいことはほとんど気にしなくなって。
授乳もご飯も他のあれやこれやも
下の子はすっごく適当です。
申し訳なくなる時があるくらいです 笑。
ですが、
その分私もゆったり構えていられるし
それによって
下の子の方がおおらかに育っている面は
ある気がします。
ややおおらか過ぎ(自由すぎ)に
育っている感は否めませんが 爆。
考えてみたら
お腹の中で十月十日
ひとつの生命を育てて
外の世界に生み出すって
それだけで
奇跡のような出来事だと思うし
その生命をちゃんと日々守っている
ということだけで
すごいのだと思います。
赤ちゃん育児をしていると
(特に1人目だと)
体が大きい小さい、とか
成長が早い遅い、とか
ご飯を食べる食べない、とか
小さな悩みが
尽きないかもしれません。
私もそうでした。
ですが、そうは言っても
その子はちゃんと生きていて。
生まれた時に比べてみたら
ちゃんと、
いや
ぐんと、
成長している。
それは誰でもない
お母さん、あなたのおかげなのです。
周りの人に助けてもらっている人も
たくさんいるだろうし
それは素敵なことで
感謝しなきゃいけないことですが
それでも赤ちゃんに限って言うなら
誰よりも多く
赤ちゃんのそばにいて
誰よりも多く
赤ちゃんのお世話をして
誰よりも多く
赤ちゃんのことを考えているのは
きっとお母さん。
たくさんたくさん
ココロとカラダを使って
毎日毎日、一生懸命に
赤ちゃんを育てている。
そのことにお母さんはもっと
自信を持っていいと思うし
それを成し遂げてきた自分をもっと
褒めてあげていいと思うのです。
そして
細かなことにはもう少し目をつぶって
大枠で
赤ちゃんが元気なら大丈夫!
そんな気持ちで
赤ちゃんと向き合ってほしいな
と思うのです。
わが子を産み育てるという貴重な体験。
もちろんお世話が大変なことには
変わりないし
ストレスだって溜まるとは思いますが
でも、一方でかけがえのない
素敵な時間でもあるはずの育児。
子育ては人生最大の道楽。
と言う言葉を聞いたことがありますが、
きっとそれはあながち間違いではなくて
一つの真理だとも思うのです。
そう考えると
せっかくの貴重な時間を
もっともっと楽しんでもらいたいなと
思います。
もちろん私も
まだまだ始まったばかりで
これからも続く育児を
もっともっと
楽しんでいくつもりです。
夜中に思いついたことを
だーっと書いてしまったので
まとまりがないかもしれませんし
ものすごく長くなってしまいましたが
(そのわりに時間はすごくかかりました 爆)
誰か1人にでも
伝わるものがあれば嬉しいです。
読んでくださって
ありがとうごさいました。
赤ちゃんの「今」を残す手形アート
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