こんにちは
私は、映像授業予備校の最大手、○進○星予備校で校舎長をしていたことがあります。
200人以上の生徒さんがいる大規模校舎にもいました。
○進に通っている子の中には非常に優秀な子もいて、東大、京大、阪大に行くような子も確かにいました。そういう子はハイレベルな授業に刺激を受け、どんどん力をつけていきます。
ただ、大阪トップクラスの進学校の子が多かったにもかかわらず、逆に映像予備校に通ったことで、やるべき勉強ができずに失敗したケースもたくさん見ました。神大以上に合格した生徒は数える程度でしたね。
まず、映像授業は、オンライン確認テストがあったとしても、内容を本当に深く理解しているかは測れない場合が多いです。
ちゃんと理解してないから、また映像授業を見直そう、なんて考えることができる主体性のある子は使いこなせますが、そうでない子は、何となく映像授業を見て満足してしまいます。
さらに、校舎長は、次の講座を提案しないと儲けにならないので、どんどん今取っている講座を視聴するように生徒を煽ります。
本来なら、生徒の力を上げるには、理解していないのにどんどん進めても意味がないのです。でも、校舎長の利益と生徒の利益が一致しない状態で校舎運営は進められます。
進学校に通っていて、ポテンシャルが高いにもかかわらず映像授業をひたすら消化することに集中し、消化不良を起こしてしまうこと。これが最も怖いのです。
校舎長に何を言われても自分の勉強に役に立つように映像授業を利用できる子はあまりいません。
できる子は、そもそも、参考書であってもうまく利用して独学できる子です。
つまり、偏差値でいうと、60くらいはある子たちではないでしょうか。
基礎力がなく、主体性のない子が映像授業予備校に入っても結果は出せません。
生徒さんが入りたいと言っている場合、もちろん止めはしませんが、向いていない人にとっては時間の無駄になることは知っておくべきです。
英語に関して言うと、基礎力のない子は、映像授業なんかダラダラ見るより、単語帳を1冊完璧に暗記したり、文法が瞬時に見抜けるくらい文法問題集をやり込んだりする方が役に立つと思います。
英語で成績が伸びない子は、基礎のやり込みが足りていないだけです。
これができていないのに、成績が伸びることを期待するなんて、冗談にもほどがありますよ。
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東京外国語大学卒業→イタリアに住む→イタリアで結婚→複数の塾で教室長→家庭教師として独立→2023年再びイタリアへ！
大学受験、高校受験の英語を中心に教えています。
公立中学で落ちこぼれでしたが、大学に行けるレベルになりました。
その経験を生かして家庭教師をしています。
普通に中学から英語を始めた普通の受験生のお役に立てると思います！
イタリア語、フランス語、スペイン語、ギリシア語、マルタ語、ハンガリー語など、言語を勉強するのが趣味です。（英検1級、イタリア語検定1級）大学入試問題を解くのも大好きです