わたしは、声が聞こえたり、ビジョンがみえたりすることを、身内やパートナー以外には、言えなかった。

それは、「目に見えないものを信じない」「スピリチュアルは、胡散臭い」そう思われるのではないかと、不安だったからだ。


実際、パートナーと知り合った頃のわたしも、そうだった。スピリチュアルな話がどことなく胡散臭く、毛嫌いしていた。


あることがきっかけで、徐々にわたしは公表するようになった。


  突然みえたもの



当時のわたしは、塾を経営していた。
Aくんが来たとき、わたしは乾いた咳がでた。

わたしには、見えない存在とコンタクトをとるための、さまざまな目印となるものがある。

乾いた咳も、そのうちの1つだ。

乾いた咳が出るときは、身内ではない、どこかにいた霊がついているときだ。

「今日って、おばあちゃんが塾まで送ってくれたの?」とAくんに聞いた。なぜなら、おばあちゃんに原因があるという情報をインプットしてきた存在がいたからだ。


Aくんが課題に取り組んでいる最中、ボーッとしていたら、薄暗い仏間に段ボールがたくさんあり、散らかった部屋と、その横のキッチンと思う明るい部屋が見えた。
「Aくん、おばあちゃんの家の間取りってさ、、、」
と、見えた部屋の間取りを確認したところ一致していた。

なんとなく、Aくんの母親に連絡しないとダメだと思った。
「変な話をしてすみません」という前おきと共に、メッセージを送った。

お母さんからのお返事は、

「ずっと雨戸も開けていなくて、散らかっています。母は、ここのところ体調が悪いというか、、、すごくヒステリックで気になっていたんですよね。明日、部屋を片付けます」

というものだった。

その後も、身内とパートナー以外では、Aくんの家庭の情報がみえてくることが多くなった。


  次は弟が


Aくんには年の離れた弟がいる。弟のBくんが来たときのことだ。見えない存在が来たときに知らせる目印の2つ目、「左側の鳥肌」だ。

左側の鳥肌は、亡くなった身内が、メッセージを伝えたいときに必ずわたしにおきる現象だ。

「おじいちゃん来たのかな」ぐらいにしか思っていなくて、何回も存在のサインを送られても、わたしは無視を続けた。

そのときだった。

「先生、お腹痛い」

Bくんが、苦しそうな顔で訴えてきた。さっきまで、元気に騒いでいたのに。わたしは、Bくんのお母さんに、すぐにお迎えにきてほしいと連絡をした。

「何か憑いてます?」
というお母さんの返事に、わたしはハッとした。

そうか、この亡くなった人のメッセージを聞いていないからか。でも、身内に、しかも可愛い孫に、こんなことするのかな、と不思議だった。

慌ててわたしは、Bくんを通じてサインを送ってきた亡くなった存在に、コンタクトをとった。

「嫁がキツくて、息子のこと、もっといたわってと伝えてくれ。息子、体調悪いんじゃないのか」
というメッセージだった。

お母さんがお迎えにいらっしゃったので、そのことを伝えた。

「その言葉と、全く同じ言葉を、昨日、義母にも言われました」

と言っていた。
この日は、義理のお母さんの誕生日だったようで、何も用意していなかったが、今から花を買って渡しにいきますと、Bくんと帰っていった。



その後、Aくんのところ以外の生徒たちにも、わたしは亡くなった人のメッセージを伝える機会が増えていった。

さらには、生徒や保護者の悩みを聞いている最中には、解決方法の映像や解決に手助けをしてくれる生徒の友人の顔がみえるようになってきた。


次回はわたしが、もっと堂々とみえない存在とのことを、人に話すようになったきっかけについて書こうと思う。