この前街中のショッピングセンターのエスカレーターで話しかけられて、今日スリランカ人のKingslyと会うことになりました。
彼は日本語の勉強を独学でしていて、スピーキングの練習相手を探してたのです。
そういう街での声かけは基本無視なんだけど、彼のきらきらした目とか嬉しそうな表情からは悪い人の要素はいっこも感じられなくて、「ちょっとならいいよ」って、応じたのがきっかけ。
最初はたわいもない話をしていたんだけど、私は恥ずかしいことにスリランカについての知識が紅茶と内戦くらいしかなくて色々聞いてみたいと思ったから、スリランカについて話してもらった。(込み入った話になってくると英語になるけど…)
スポーツはクリケットとか・・・(1996年のワールドカップではスリランカが優勝したんやって!!!)
で、私が内戦について思い切って聞いたんだ。そしたら明るい彼の表情が少し曇って。
自分の村から6キロ離れた場所でバスのテロがあったりとか、いつもは自分の父親が仕事で乗ってるトラックにたまたま違う人が乗った時にその人たちが銃殺されたとかいう話を聞かせてくれた。
ふだんニュースとか新聞で聞く話を、生の声で聞いて少しぞくっとした。
これから先チャンスを見つけて日本に行ってレストランのマネージャーをしたいんだっていう夢を嬉しそうに語る一方で、世界全体がみんな平和になることはないってハッキリ言い切ってる。
この人はきっと今まで辛いことや悲しいことをいろんなものを見てきたんだと思う。
「世界平和を実現させられたらいいな」って自分は昔思ってた。でもそれはほぼ100%不可能で、今もいたるところで内戦とか起こってて、自分のしたいことが満足にできなかったり、生きることだけでも精一杯な人がたくさんたくさんいる。
そういう環境の中で育ってきて今すごく勉強頑張ってる彼をみて、少し納得したし彼のそのささやかな夢を応援してあげたいって思いました。
そして、今大学にはいろんな国からたくさんの学生が来ているけど、それぞれが自分のバックグラウンドを持っていろんな夢を持ってて。
最近ちょっと自分のことでごたごたしてて周りが見えてなかったけど、せっかくこの地にいるんだからもっといろんな人と話してみなきゃってこと、思い出しました。
あと残り数ヶ月、エンジョイしなきゃなぁ~!!