20/Apr/2007


イギリスの古典的な雰囲気を風景やピアノの奏でる音でめいっぱい引き出しつつ、すばらしいキャスト達でかためられた素敵な映画でした!


ちょっと調べたけれど、イギリスで最高峰と言われているジェーンオースティンさんという女流作家の小説が原作で。ストーリーもしっかりしているし、ほんとにひきこまれちゃいました!


ほんとに風景がすばらしくきれい!イギリスで全部撮ったというこだわり。そして、この監督の撮り方というか、演出、アングルも好きだったな~。


舞台は18世紀末のイギリス。5人姉妹で男の子供がいないベネット家では、母親がいかに娘たちを上流階級の男の人と結婚させるかに必死。そんなときに近所にお金持ちのビングリーが引っ越してくる。

舞踏会で見初められた長女のジェーン。2人は互いに惹かれあう。


そして次女のエリザベスはビングリーの友達のダーシーが気になりつつも、とっつきにくいイメージのダーシーを噂話で悪い人と決め付けてかかってしまう。


お話はこのエリザベスとダーシー、そしてジェーンとビングリーが中心となって描かれてます。


その当時はいかにお金持ちの男性と結婚するかが女性の人生の大勝負。

母親の滑稽なまでの食いつきっぷり。

エリザベスの気位の高さ。←コリンズのプロポーズを断ってしまう(笑)

ピアノなどの芸術を嗜んでないことに対する上流階級者の嘲笑

いくら親しくなっても「Mr.…」「Miss.…」と呼び合うこと


新鮮で面白かったな~!


エリザベス役のキーラナイトレイはすごーいきれいだった!でも笑顔がなんか不自然だった(笑)

衝撃!! 現代のアメリカをシュールに、うまく描いてると思う。


銃社会とか、ドラッグとか、家庭の事情とか、夫婦関係とか、誰もが持ってる変な趣味(?)とか…


誰か1人が目立ちきってしまうんじゃなくて1人1人の生き方というか、生活がちょうどいいくらいにクローズアップされて最後収束していってうまくまとまってた。



お父さんの変貌ぶりにうけました(^^;)あの女の子に出会うまではほんとに腐った生活してたんだな…。

国際連合 奇跡と展望 明石康 (09/Apr/2007)



明石康さん、前京大に講演に来られて見に行ったことがあります。物腰柔らかそうな、でもはっきりとした口調でお話されていた気がします。(記憶があいまい…)


この本は何回も改訂されて、国際連合の成り立ち組織の仕組み、これまでの業績や現在行っている活動など、広範囲に渡ってわかりやすく書かれています。


こういった国際情勢に興味ある人は読むといいと思います。説明が中心なので面白く読めるという感じではないですが…


1回読んだだけですが、もう1回読んで頭に入れなおしたいなと思います。

05/Apr/2007


これを見たのは2回目なのですが、まず最初のイントロの曲がいい☆わくわくさせる曲、盛り上がります!


昔はこんな犯罪もできたんだなーって、今ではありえないような、できないような手口を披露していくディカプリオに魅せられてました。


幸せだった暮らしが一変、さらに両親の離婚で、家族の愛がまだ必要な年齢なのに家族のぬくもりからも引き離されてしまった。


チェックの偽造で豊かな暮らしは手に入るけど家族のぬくもりは手に入れられなくて、満たされない思いが、毎年クリスマスの日にトムハンクスに寄せられる電話からうかがうことができます。


軽快に進んでくので見てて楽しいです。最後は「こんな終わり方になるんや!!」って意外ですが(笑)

“手紙” 東野圭吾 (26/Mar/2007)


話題作と知っていながらなかなか読めず…(おそらく私が留学する直前くらいに売れ始めたはず…)

日本に帰ったときに買いだめした本のうちの1冊です本


最初から最後まで重かった…私たちが普段は目を瞑っている人間の醜い部分がたくさんたくさん出てきて。


主人公が「大抵の人は差別はしちゃだめだ、という正義的な言葉を振りかざしながら、一方で自分は関わらないようにしている」(正確な言い回しは忘れたけど)こういうことを言ってて、自分にぐさぐさきました。


本当に、その通りだと思う。


差別のせいでたくさんのことをあきらめなくちゃいけないか、あきらめる姿勢を取らなければいけない主人公に「あきらめちゃいけないよ」っていう言葉をかけたくなるけど、そんな事軽々しく言えるものじゃないんだって思った。


こういう場面に出会ったら、私は…?