筒井康隆/著
テレパス。
人の心を読むことのできる美少女「七瀬」が
お手伝いさんをしながらいろんな家庭を転々としていく短編集。
人の心が読めたらな。って
多分誰しも思ったことがあるんじゃないかと思うけど。
これを読んだら
人の心が読めなくてよかったと
きっと思うに違いない。
人の心なんて読めないからよいんだ。
登場人物達を「うわっ醜いなぁ」と思った後、
そういう自分はどうなんだと考え込んでしまう。
人の振り見て我が振りなおせ。
心の中は自分だけのもので
決して人に覗かれることはない。
だからといってどんなことを考えてもいいとは思えない。
人から見えない部分の振る舞いこそ
美しくありたいなぁ。
