ざっくり言うと![]()
中学卒業を目前にボッチになった子の話。
主人公の気質が自分に似ていて胸が痛くなりましたが、自分を肯定されたような気持ちにもなりました。
主人公は中3の都会ちゃん。
子供にありがちな「なんか気に障った」程度の出来事をきっかけに、仲良しグループの友達から無視されるようになります。
仕方がないのでほかのグループに入れてもらおうとしますが、皆見て見ぬふり…
親に心配をかけない良い子でいたいので、ボッチになったことは打ち明けません。
先生方の中にも信頼できる人はおらず、卒業まで一人で乗り切ります。
都会ちゃんの心情が淡々と描かれていますが、読んでいてしんどくなりました。
人の挙動に一喜一憂し、翻弄されているのに平気なふりをしてしまう気持ち、よくわかります。
人の顔色を窺ってばかりでつらいだろうな…
私も以前は機嫌が悪い人に自分から近づいていって、ご機嫌を取って仲良くしなきゃと思っていましたが、今は縁は切らずにそっと距離を置くようにしています。
人より自分に期待して努力するのが向いているので、疎遠になった人のことは気にせず、また仲良くなれる時がきたらそうすればいいかなと思っています。
ボッチだった6ヶ月間 (とその後)
都会
KADOKAWA/2021年8月
¥1100
9784047366985

