🎒ざっくり言うと🎒
いじめっ子とその親を正義中毒のママ友たちがいじめる話。
自分が傷つけてもいいと判断した相手に対して、よくこんなにひどいことができるよなあと思います。
愛ちゃんと小春ちゃんは元親友で、おそらく初めはちょっとした行き違いから、小春ちゃんが不登校になります。
お互いの親が自分達なりに真剣に子供に向き合っていく中で、クラスメイトの保護者が無責任な正義感丸出しで首を突っ込んできます。
最終的に保護者全員で愛ちゃんとその親を吊し上げ、愛ちゃん一家は夜逃げ同然に街を去ります。
引越しの車の中で、小春ちゃんが書いた「愛ちゃんのことは許せない」という手紙を読み、涙を流す愛ちゃん。
小春ちゃんの気持ちは痛いほどわかります。
いつか許せると楽になれるだろうなと思うし、許せなくても仕方ないのかなとも思う。
登場人物には皆未熟な部分がありましたが、特に幼稚だったのが小春ちゃんの親を焚き付けたり、保護者会で担任を糾弾したりするママ友でしたね![]()
自分が正義中毒にならないよう、過激にならず、自由な気持ちでいようと思いました。
娘がいじめをしていました
しろやぎ秋吾
KADOKAWA/2023年3月
¥1485
9784046821188

