ざっくり言うと![]()
群ようこさんの自伝的エッセイ。
群さんが作家としてデビューするまで、会社員として6社も経験されていることに驚きました。
しかもおじいさんばかりの職場が嫌で一日で辞めた等、あっさりした退職理由もあり、才能がある人は決断が早いな、と羨ましく思いました。
その後は多少の不満や悩みがありつつ、今日まで仕事に恵まれているそうです。
印象に残ったのは著作権の話。
ご本人の許可なく、出版社がアンソロジーを作ってしまったそうです。
著作権について熟知しているはずの編集者に大変な迷惑をかけられたようです。
自分の文章が無断で掲載されたらそれは憤慨しますよね…
ナンシー関さんに装丁を依頼した時の話や、出版社のパーティーで尾崎豊を見かけた時の話も面白かったです。
どちらも天才のオーラ満載だったそうで、お二人に興味を持ちました。
次はナンシー関さんの本を読んでみよう。
最近は読みやすさを求めてコミックエッセイを読むことが多かったですが、群さんの本はぐいぐい読めました。
漫画より読みやすくて面白い文が書けるなんて、群さんも天才ですね。
この先には、何がある?
群ようこ
幻冬舎/2019年02月
9784344034204
