障がいのある弟を持つ兄の視点で描かれた絵本。
ざっくり言うと![]()
弟は可愛いけど、時々面倒だし恥ずかしく思うこともある。お兄ちゃんのやり場のない気持ちが綴られています。
現役医師の方の実体験だそうです。
障がいを持つ兄弟姉妹がいる子どものことを「きょうだい児」と呼ぶことをこの本で知りました。
意地悪をされても言い返せなくて黙ってニコニコしてしまう弟の描写があって、ここを読んでいる時、少し泣きそうになってしまった![]()
言い返せない弟の気持ち、よくわかります。
障がいの有無に関係なく、特に内向的な人の中にはわかる人が多いんじゃないかな。
相手が言い返さないと調子に乗ってさらにいじめる人や、気づかないふりをする人もいますね。
今後、ニコニコしながら耐えてる人を見たら、気持ちがわかるよってことだけでも伝えようと思いました。
みんなとおなじくできないよ 障がいのあるおとうととボクのはなし
湯浅正太,石井聖岳
日本図書センター/2021年02月25日頃
9784284204934
