牧野富太郎の生涯を綴った伝記絵本。


アド街で大泉学園にある牧野記念庭園が紹介されていました。
「日本植物学の父」と言われた牧野富太郎が晩年を過ごした邸宅跡。近くを通ったら寄ってみたいです。

それにしても日本植物学の父って何をした人なんだろう。
気になったので絵本でさくっと読んでみました。


クローバーざっくり言うとクローバー

富太郎は幼い頃から植物が大好き。
独学で研究し東大研究室に出入りしてさらに研究に没頭するけれど、教授からのパワハラだかモラハラだか、よくわからない理由で出入り禁止になります。

苦労しながら研究を続け『牧野日本植物図鑑』を刊行し、この本が今も研究者のバイブルとなっています、という話。


ハッピーエンドで締められていましたが、嫌がらせで失職って本当ならひどいな…とモヤモヤした読後感が残りました。

wikiを見たら後年、富太郎が研究の妨害してきた教授を賞賛したって記述があって、本人が許してるなら余計なお世話なんですけど、情熱とスキルがあるのにいきなり出禁じゃ当時はやりきれなかったんじゃないかなショック


挿絵は優しい色遣いで好みでした。大野八生さんのイラスト。



草木とみた夢 牧野富太郎ものがたり

谷本雄治,大野八生

出版ワークス/2019年02月27日頃

9784907108328