では、初回の診断と治療から3日経ち、治療2回目に行ったときのことを書いておきます。
前回の帰りがけ、「宿題よ」と手渡された問診票を提出。
(前回クリニックで記入した20枚の問診票とはまた別です)
この問診票には100近くの質問事項があって、内容はというと「ストレスがある・緊張することが多い・朝起きると疲れている・寝つきが悪い・夜中に何度も起きる・寝汗をかく」などでした。
中国医療(?)でいうところの「虚証・実証」などを調べるものだったと思います。
現代ならこういうのは自己診断ができるなあ。
ある程度の診断なら、もう医者に会う必要はないかも・・・と思うことが多い時代になったと思いますね。
知的財産も、お金になる財産ではなくみんなで分け合う財産になったというか。
・・・独り言はこのへんにして。
依然と同じ小部屋に案内され、鍼師が開口一番、
「私の母は日本人だ。私の叔父も日本人、いとこも日本人。そしてみんな医者なの。全員よ、クレイジーでしょ!」
は・・・はい・・・
別にクレイジーってことないし、話が長くなっても面倒なので「Oh, I okay」「 I see」とだけ相槌をうっておきました。
そう、彼女は前回、私が日本人だと知ると、「私の母も日本人よ」と言ってきたのでした。
でも最初に私のコテコテ昭和な日本人名を聞いたとき「これは韓国名?」と聞いてきたし、
私に挨拶をするとき両手を胸の前に合わせてお辞儀してきたし、
なんか母親が日本人だとは思えないんですよね・・・
その日本人のお母さまは、現代上海にいるそうです(多分80代)。
毎朝、MISOスープを作ってくれたそうです。
・・・ってか、
どうでもいいわ!!!!
茶飲み友だちじゃないんだよ!!
だってこの時間、私は120ドルものお金を払っているんですから!!!
私がさっさと治療よろしくモードに入っていると気づいたのか、鍼師は「今日は少しお話をしておきたいと思います」と座り直しました。
西洋医学では腰が痛ければ整形外科が腰だけ診る
卵巣が腫れていれば産婦人科が卵巣だけ診る
でも中国医療は体全体を診る、症状ではなくて根源から治療していく・・・
うん、前回聞いたし、知ってる。
知り合いの神経科の医師は腰が痛いと言い、整形外科で手術を受けた。私は卵巣だと思ったがアメリカ人には聞き入れてもらえず、手術後も腰の痛みは治らず、その後卵巣癌が発覚し、今、治療中である・・・
うわ〜、占い師や鍼師の、ほかのクライアントのエピソード、すごく苦手!
信頼なくす。
きっと私のことも言われるんだろうなあと思っちゃうし、
はっきり言って他人の話はどうでもいい。
そういう話は、信じない人を説得するときにすればいい。
すでにここに来ている人には不要です!!!
これも、あまり長く話されると困るので、無表情でI see...uh huh...と相槌。
キリのいいところで、I trust you(あなたを信じます)と言ったら、やっと治療に入ってもらえました・・・
「今日はおなかね」と、仰向けになり、
おへその右横あたりをあっちこっちぎゅーっと押して「痛い?」。
確かに押されるとビーンと響く部分があります。
あとは、脚の横を押して、「痛い?」
おもに右側に鍼をうち、
「あなたが痛いと言っているのは左側だけど、悪いのは右なのよ。右にひっぱられて左が痛んでいるの」
そうそう、そういう話を聞きたいんですよ!
なのに、そういう話は一言二言で、あとは
鍼師「家で和食作る?」
私「たまに」
鍼師「お魚はどこで買うの?」
私「スーパーで」
鍼師「コストコにもいい魚があるわよ、なんとかかんとか」
私「そうですか」
鍼師「私の母のミソスープは最高に美味しかったわ」
私「よかったですね」
いや〜喋るわ喋るわ、私はもう目を閉じてリラックスモードに入ってることをアピールしたのに、ずーーーっとどうでもいいことを喋ってました。
続く・・・