チョコのめでたいブログ

チョコのめでたいブログ

アメリカの田舎町に住むアラ還の日記である

20年以上同じ部署で働いてきたゆかいなオッサンが部署を追いやられて異動になってから、約7ヶ月が過ぎました。

 

たま〜に周りの人に「一人になってしまって大変でしょう?」と聞かれるけど、ぜんっぜん!

 

それどころか楽になりましたよ、だって・・・

 

この状態から、

 

こうなっただけですから。

 

本音は言えないけどね。

 

弱肉強食のアメリカの職場では、Backstubbers(背中を刺す者)が日本の比じゃないから。

 

ま、裏切りも蹴落としあいも、義理と人情がなくてお気楽と思えばそれもいとをかし。

 

休憩室に「ご自由にどうぞ」と置かれていた焼き菓子

 

そして、他部署の部長エミリー(仮名)の仕事も引き継いでいます。

 

こちらはさすがに大変だけど、ありがたいことにエミリーはちゃんと引き継ぎをしてくれています。

 

実はこの「仕事の引き継ぎ」も当たり前のことじゃない個人主義炸裂文化。

 

 

 

ただエミリーは忙しすぎるのかうっかり屋なのか、後出しが多すぎるんだよなあ。

 

私が何か相談すると「いいと思う」とさらっと流すくせに、問題が起こると「そうならないように、私は今までこうやってきた」と自慢モードに入るの、イラッとくるわ。

 

心の声:わかってたなら最初からそう言ってよ、なんのための引継ぎだよ!(でも多分わかってなかったんだよね)

 

 

心の声は秘めたままよ、だってエミリーは問題解決より言い訳ばかり長々とメールしてくるタイプだから。←これもアメリカあるある?

 

 

とはいえ、昨日はさすがにムカついたので、嫌味をこめて、It's my first time working on this project, so I'd appreciate any additional advice you can provide(この仕事を手掛けるのは初めてなので、ほかにアドバイスがあれば感謝します)と書いてやったわ。もちろん、(無駄)なアドバイスにお礼を言ったあと。

 

 

日本語だったらさっと言いたいこと言えるのに〜と悔しい思いをすることも多いけど、ワンテンポ遅れる外国語でよかったと思うことの方が多いかもしれない、歳を重ねて丸くなったからかもしれないけど。

 

大体、正論をふりかざすと敵が増えるだけだし、言ってやれば良かった!ということは、実際に言うと後悔することが多いから。

 

それに、(もう転職する予定はないけど)一応エミリーには私のリファレンス(推薦者)になってほしいし。



 

もし私がずっと日本で働き続けていたら・・・

 

言葉に不自由もなく

 

人種差別されることもなく

 

同僚たちは(基本的に)真面目で勤勉で

 

クライアントは礼儀正しくて時間を守る。

 

私は、こういうことを当たり前だと思っていただろう。もしかしたら順調に昇進・昇給して、無神経なパワハラ上司になって、仕事が遅い人出来ない人を傷つけていたかもしれない。

 

 

そんな人間になるぐらいなら、ブツブツ言いながら安月給で地味に働いている今の自分のほうがずっとマシ。

 

(いや給料は高い方がいいけど)

 

 

書いているだけで気づきがあるブログはありがたい存在です(話し相手がいないからではありません。多分)。


今日も修行頑張ろう。