フランスのアルザス地方の伝統のパンに
『Kouglof クグロフ』というのがあります
アルザスはドイツとの国境にあるため、ドイツの影響を受けているものが多い。
クグロフはドイツ語でクーゲル(=球状)ホッフス(=ビール酵母)と意味だそう。
昔はイーストがないので、ビール酵母を発酵させて使っていたらしい。
オーストリアやポーランドにも古くから伝わるものでもあり、
あのマリーアントワネットも愛したことでも有名。
ヨーロッパで愛されてきたそんなクグロフに、安易に挑戦した、ある冬。
クグロフにチョコ味なんて、邪道
『アルザスのおばあちゃんのクグロフはこんなんじゃない』
とフランス人の友達に怒られました
以来、本場のクグロフどんなものなか・・・
フランスアルザス地方に上陸し、その実態に迫ります
さすが本場だけあって、クグロフは色んなお店で売っているので、
まずは地元人にどこのお店が美味しいかを聞き込みし、情報をゲット。
さぁ~ありましたいっぱい並んでる
粉砂糖がかかってるのをチョイスし、持ち帰ってさっそく食べてみる。
アレ・・・
なんか、予想と違う
いや、普通に美味しいんだけど、これってブリオッシュじゃ
もっとしっとりしていて、レーズンたっぷりの、どちらかというと
ドーンと胃にくるシュトーレンに近い感じを予想してただけに、拍子抜け。
納得がいかず、ネットで調べてみると、どうやら
バターケーキタイプと発酵させたパンタイプがあるらしい。
アルザス地方は後者のパンタイプが主流だとか。なるほどー
さすが本場。街の店には陶器のクグロフ型で溢れている。
普通のアルミの型は持っているけど陶器のは持っていない。
なんでも陶器で焼くと熱がじんわり伝わるためふっくら焼けるそう
こ、これは欲しい~~~(´∀`)
しかもカラフルで可愛い柄のがたくさん。サイズもかなり種類がある。
あれこれ見ていて、店員さんと話をしていると
『可愛い柄も魅力的だけど、この実用的なのもいいわよ』
とすごく素朴なクグロフ型を勧めてきた。値段はこちらのほうが安い。
確かにクグロフ型をコレクションし、飾る人も多いとかって聞いたから
実際に作るのであれば実用的なほうがいいのかもしれない。
悩みに悩み、結局実用的な型のほうを購入
しかも250gとたっぷりサイズ。これは焼くのが楽しみだ~