ゴロゴロゴロゴロと
気が向いたら外に出て・・・と
猫みたいな生活してます
『ネコさんと私』 ベリ作
ネコと私は切っても切れない関係です。よく『猫っぽいね』と言われますが、猫っぽいというか、むしろ猫なのです。猫なしに私を語れないでしょう。
小学校1年生のとき。お家に2匹の子ネコがやってきました。名前はメトロ(♂)とノーム(♀)。仲良し兄妹です。すでに犬を2匹飼っていたけれど、ネコは全く違う可愛さで、すっかり心を奪われてしまいました。毎日学校から帰ってきてネコに会うのが楽しみでした。
小学校2年生のとき、メトロと結婚式を挙げました。そう、実は私バツイチだったんです当時の私の絵はネコばかり。写真はネコばっかり。口癖は『メトロと結婚するもん!』でした。友達を呼び、家のレースのカーテンを引っこ抜いて頭に付け、小さな花嫁さんの出来上がり。二人は間違いなく愛し合っていました。
小学校4年生のとき、運命の出会いがありました。母の買い物についていった帰りの駐車場で、一匹のネコが、とっても可愛い声でミャオンミャオン鳴いていました。その頃からネコと話せるようになっていたので、鳴き声で返事をすると、すぐ近くに寄ってきて甘えきました。その子はちょっと怪我をしていたので、母に承諾を得て家に連れて帰り、そのままうちのネコになりました。これがピアノ(♂)との出会いです。
メトロノームは新入りのピアノに慣れるまでに時間がかかりましたが、その分私がたっぷり可愛がっていました。私とピアノは家にいるときはいつも一緒。お風呂もトイレも、ご飯も寝るのも。ピアノが人間だったら・・・と本気で思っていました。いつの間にかメトロから乗り換えていましたが、長い人生そういうこともあります。
長い時間ネコと一緒に過ごしてきたので、ネコが何考えてるか、どういうことが好きで、どういうふうに触れば喜んでというのがよくわかります。私の反応や行動がネコっぽいのは、ずっと一緒にいたからに間違いないのです。
今はメトロもノームもピアノもいなくなってしまいましたが、私のネコ魂は今度もずっと消えないと思います。大人になり、後にネコっぽさが小悪魔っぽいと言われ始めますが、それはまた別の話
ベリ