玉川温泉 | 空と風とわたしのノート☆

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バセドウ病6年半で自ら断薬。自分と向き合うこと、食事療法や漢方、手当て療法を経て6年後ようやく基準値に。現在は心理カウンセラーを目指し勉強中。大切なことは全て自分の中にある。自分を大切に心地よく生きる♪

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翌日はずっと行ってみたかった玉川温泉へ。
ここは想像以上にエネルギッシュな場所だった。お湯は世界でもまれにみる強酸性、何とpH1.2。お風呂に浸かれないくらい重病の方が療養や湯治で全国から訪れる。周辺は大自然あふれる散策道になっている。

大浴場は源泉100%、源泉50%、源泉50%ぬる湯、源泉50%泡ぶろ、弱酸性湯とそれぞれ分かれている。他にも立ち湯や箱型の蒸気湯もあった。かなり広い。

まずは源泉50%の湯から浸かったが、数分で足がピリピリしてきた。50%でこれは凄い。肌は強い方なのでこんなことは初めて。すぐに弱酸性湯へ移動した。こちらはとろとろで柔らかいお湯。その後、50%の泡風呂、ぬる湯、弱酸性湯と交互に慣らしながら100%源泉へ。こちらはぬる湯よりも温くて、刺激はそこまで感じなかったが、手の皮膚があっという間にふやけてきた。恐るべし強酸性100%源泉!!

皮膚がふやけたところで弱酸性湯や蒸気湯に入ってみながら、体感覚を観察。指の皮膚や貧血でペラペラな薄い爪はあっという間にボロボロになった。それぞれ数分入って出てを繰り返しているだけなのに、汗がかなりでる。ちなみにここの温泉は貧血にも良いそう。飲泉もできるので、指定された通りに薄めて飲んでみたけど、美味しいものではなかった。初めてなので長湯はせず、色々なお風呂を出たり入ったりしながら40分くらいで大浴場を後にした。

その後、周辺を散策。
ここは大自然のちからを体感できるパワースポットのような場所で、噴気孔から蒸気はもくもくでているし、ジェット機のような音も鳴り響いていて、箱根の大涌谷が何十倍にもなったような場所。地球のパワー、火や土の神々の力。凄まじい威力の噴煙を間近で感じることができる。もちろん歩いているだけでも蒸気を吸入しているから、それだけでも健康に良いだろう。ただ健康な人以外は長居できない場所だと思った。エネルギーがかなり強い場所。


岩盤から発する地熱を体内に取り入れる温熱浴や岩盤浴。岩盤は微量の放射能や大量のマイナスイオンが含まれ、新陳代謝促進や鎮静効果も認められているそう。たくさんの人がゴザなどを敷いて横になり、治療していた。

サウナスーツに身を包んでる人、看護師や家族がついてサポートしている明らかに重病な感じの人。抗がん剤など強いお薬で体が浮腫み、絶望的な表情の方も数名見かけた。さまざまな想いが溢れる場所。そんな姿をみているだけで悲しくなってしまい、なぜだか遠藤周作の深い河を思い出した。ただの温泉ではない場所が玉川温泉だった。どんな人も今、生きていることがとっても大切だと改めて思ったし、誰かのために生きようって治療している姿、ここに来たこと自体がわたしに対するセラピューティックな経験だった。ちなみに近くにある新玉川温泉の方が新しい、こちらには露天風呂があるそう。源泉は玉川温泉と一緒です。