SUPPORT FOR JEAN-PIERRE LÉAUD | CAHIER DE CHOCOLAT

SUPPORT FOR JEAN-PIERRE LÉAUD


ちょっとまだ頭が混乱しているのですが、おおまかな話だと、今、ジャン=ピエール・レオが「身体的にも精神的にも厳しい状況」で、支援を必要としていて、クラウドファンディングのサイトが立ち上がった、ということのようです。リターンについては特に何も書かれていないので、純粋に募金ということだと思います。ただ、今現在20,362.84ユーロ(約3090万円)で目標額の15,000ユーロをすでに達成し、「あと31日」となっているものの、すでに終了しています。

レオ自身からのプレスリリースも出ていました。



ジャン=ピエール・レオ氏からのプレスリリース

2023年6月14日 パリ

本日、“Les Amis de François Truffaut”とセルジュ・トゥビアナからの提案を受け取りました。彼らの友情と思いやりに感謝しています。

深い感謝の思いとあらゆる大陸から送られてきた愛情のこもったたくさんのメッセージに対する気持ちをここに表わしたいと思います。とても多くの友情のしるしとして受け取る、みなさんの寛大さの証明は私の日々の生活の大きな救いとなるでしょう。

ジャン=リュック・ゴダールがこの世を去ったことに大きな影響を受けてはいます。数ヶ月前にも今後のプロジェクトについて話し合っていたところでしたので。けれども、私は友人たちを安心させたいのです。彼らのおかげでずいぶんとよくなっています。そして、またすぐに映画の道に戻りたいと思っています!

ジャン=ピエール・レオ



仏→英は翻訳サイトなので、びみょうに違っているところがあったら、ごめんなさい。読みながら、なんかもう泣きそうになってしまった。ゴダールと今後のプロジェクトについて話し合っていたとか……ゴダールが亡くなったとき、レオのことが気にはなっていたのですが。そりゃそうですよね、影響を受けないはずがない。でも最後のびっくりマークでほんのちょっとほっとしたり。

クラウドファンディングのサイトの説明文も一応載せておきます。これもフランス語ではなく、英文のほうの翻訳です。

1988年に数名の映画好きの友人たちと“Les Amis de François Truffaut”を作ったとき、トリュフォーのお気に入りの俳優、ジャン=ピエール・レオは、悲しみの中にいたにもかからわらず、応えてくれ、私たちの行動を応援してくれました。彼は今、Facebookグループに出てくることはないながらも、私たちのやり取りを寛大に見守ってくれています。そして、彼の妻、ブリジットは熱心なメンバーです。

現在、並外れたキャリアにもかかわらず、ジャン=ピエール・レオは身体的にも精神的にも厳しい状況にあります。彼の友人であるセルジュ・トゥビアナはこの心配な状況を見て、映画界の多くの知人たちに呼びかけ、協力を求めることに決めました。彼のもとに集まった資金はすべてジャン=ピエールとブリジットに届けられ、医療、休養、そして、運営と生活の援助などに使用されます。

私たちは、ジャン=ピエールへの友情と感謝の気持ちを団結して示すことができると思いました。それが、支援金を届けられる“Leetchi Money Pot”でプロジェクトを立ち上げた理由です。

みなさまのご支援に感謝いたします。

Armand Hennon
Les Amis de François Truffaut



昨年のカンヌ映画祭で『ママと娼婦』の4K復元版の上映に出席していたとき、レオ、ちょっとやせたような気がする……とは思って、でも、その時は特に調子悪そうな感じではないかなと思ったのですが。とにかく心配。

私にとってレオは、「この俳優がいなかったら映画好きになっていなかった」という人です。感謝の気持ちとしても、クラウドファンディングに参加しかたった、けど、私の気持ちとかいうより、状況が良くなってくれればそれでいいです。しっかり医療を受けて、おいしいものを食べて、ふかふかのベッドでゆっくりしてほしい。元気になって、必ずまた映画に戻ってきて下さい。