favourite music 2018 | CAHIER DE CHOCOLAT

favourite music 2018

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2018年に世に出たものならなんでも。とにかく好きだ思う音楽、よく聴いた音楽の中から。順不同です。

Daddy Differently & Dirty Dave w/guest Motor City Drum Ensemble – Things of Life (04.20.18)
コーチェラ出演前の午前中に収録されたミックス。“Sit back, drink some coffee, or beer, wherever you are in the world and enjoy.”(ゆっくり座って、コーヒーやビールを。世界中どこにいる人も。エンジョイ)とあるようにほどよくリラックスムード。よく聴きました。サイトの写真が可愛い。

■State of Rythm - WorldWide FM
昨年同様、これは月イチのラジオ番組ですが、音源がアップされていますし、めちゃ聴いているので入れます。今年はダニロ多忙のため1回再放送があったりしました。まあいいんです。毎月コンスタントに聴ける番組があるというだけでありがたいし、とにかく長く続けてもらいたいなと思うので。2018年最後の放送回ではクリスマススペシャルということで、Prince CharlesでのMCDE10周年でのセットが放送されました。これが!もう!最高! ちょっと前にかけていた曲やらBOILER ROOMでかけていた曲やら(10周年だから? オーディエンスへのサービス?)2時間あがりっぱなし! ああ〜、ダニロのプレイをまた現場で聴きたいんですよ、私は!

■The Shape Of Water: Original Motion Picture Soundtrack
とても良かった映画で、音楽自体も良かったし、音楽が気持ちを近づけるモチーフとなっているところも良かった。観終わったあと、即サントラ購入。ポスタービジュアルなどの深いグリーンの色そのものなレコードも素敵でした(レコードは買っていませんが)。

■素晴らしいアイデア 小西康陽の仕事 - 小西康陽
CD5枚組にレディメイド読本と歌詞本とブロマイドと年表(?)つきというデラックスなボックスセット! 小西さんの文章がたっぷり読めるのは嬉しい。収録曲の中で好きな曲については長くなるので別記事に書きました。レディメイド読本を読んでいて思ったのが、人をほめるときの小西さんのことばがほんとうに素敵ということ。男の人でも女の人でも(ゆるキャラでも)。小西さんが誰かをほめられていることばが出てくるたびにあんな素敵にほめてもらえるなんてウラヤマシーイと思ってしまいます。

■Megadrive - Local Visions
Local Visionsのスタートは今年の結構大きなできごとのひとつ。レーベル第1弾のこの作品は3月リリースだったのですが、“沈殿サイクル”のお天気キャスターのことばが自分自身の状況とも重なって、ちょっとくるものがありました。洗濯を干していたりとか車を運転していたりとか、聴いていたときのいたってふつうの光景が曲と一緒になってくっきりと記憶に残っているというのは不思議なものです。

■DREAM WALK - パソコン音楽クラブ
■CONDOMINIUM. ー Atrium Plants EP - パソコン音楽クラブ
どちらのタイプのサウンドも大好き、というかどちらもできる彼らが好きなので、両方入れました。昨年からずーっと行きたかったパソコン音楽クラブのイベントにも今年は行けました(嬉しい)! 『DREAM WALK』関連の記憶はほんとうにひと夏の夢だったのカナ?っていう感触ですね。

■Orangeade - Orangeade
これは結構な衝撃でした。Orangeadeとしての音はまったくない状態で、たぶんいいんじゃないかな……というくらいの感じで購入しましたが、すごく良くて嬉しいびっくりでした。ジャケ買い大当たりでテンション上がる感じを久々に味わえた嬉しさもあり。12月26日にリリースされるアルバムも楽しみです。この作品からは音楽性は刷新されているそうですが。

■Broccoli is Here - Orangeade
と書いていたら届きました、第2弾。前作とは違う新たな試みは色々と入っていますが、やはり1曲目を再生したときから「間違いない」と思える安定感。ニュークラッシック?アンビエント?ニューエイジ?なインストゥルメンタルやちょい前衛的なメロディなど、好みです。シティ感あった前作より少し大人風味かも。

■Pure Trance (Mixtape) - DJ Exilevevo
ゴダールの映画のカットアップのような音の洪水。めちゃくちゃなようで、みょうな心地良さがあります。村上春樹さんの“4月のある晴れた朝に100パーセントの女の子に出会うことについて”の朗読が入っているところが素晴らしいです。それが素敵に小説の世界観に迫っているところも。

■RUN - tofubeats
いわゆるトーフビーツ感とDJを念頭に置いてであろうダンスミュージックとセンシティヴな感じの音楽の3部構成みたいなバランスがいいなと。3曲連続のダンスパートが最高でしょう。映画『寝ても覚めても』を観たあとは“RIVER”の良さもさらにじんわりきたりしました。

■DJ set Lost Decade FUKUOKA 20180525 - tofubeats
気づけば今年はロスディケ行けてません! 来年は行きたいです!!

■帰省・AEON MALL・VV - INDGMSK
お盆休みにアップされた台車さんのミックス。なんといっても1曲目。スマ曲の楽曲の良さを再確認させられます。初めて聴いたときは正直泣きそうになりました。アートワークもお盆感満載。lightmellow部の活動には今後も注目していきたいです。

■New Masterpiece / #NEOGAIAPHANTASY 2018.11.16 @ Shibuya TSUTAYA O-nest: sute_aca Virtual DJ Set - 捨てアカウント
ご本人には入れないでと言われそうな気もするけど、絶対に入れたかったので。新しい可能性を感じたDJでした。

■提案 (feat. Tenma Tenma, kyooo, hikaru yamada, 入江陽, SNJO, 西海マリ) 折りたたみedit - feather shuttles forever
「失踪しませんか?」の“提案”、特に“折りたたみedit”がお気に入り。オリジナル以上に高まるアレンジといい、左右から声が聴こえてくる絶妙さといい、自由だなあ〜。自由っていい〜と思わせてくれる1曲。

■Port Island - Tsudio Studio
テーマに対する私自身の(勝手な)期待をほんとうに裏切らないサウンドに驚いた作品でした。サウンドにはキラキラふわふわした心地良さありますが、歌詞もきれいです。先日のYu-koh 体験版ではツジオさんのLiveを初めて観まして、ちょっとすごい満足度でした。アルバムも良いけど、それを超えるものありました。このアルバムには個人的に感謝している部分も多々あります。架空の神戸に遊びにいけてほんとよかった。このアルバムがあれば、これからもいつでも遊びにいけるから最高です。



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新しい音楽は聴いているようであまり聴けていないことがこうして改めてふり返るとわかる。実際、よく聴いていたものには旧作映画のサントラなども多かった。新しい音楽の情報が追いきれないほどたくさん流れてきて少し疲れてしまっていた感も。結局しっかりチェックできなかったものもあって、自分のキャパの小ささにちょっと申しわけなさのようなものも感じつつ。部屋ではふと気づいたら無音で過ごしていた……なんてこともよくありました。たくさん聴きたいという気持ちとひとつひとつをじっくりたっぷり聴きたいという気持ちのせめぎ合い、結果聴けなくなってしまうというか…… そんな中で、MASSAGE MAGAZINEの年間50とここに挙げたものはかなり聴いた作品。次回作が楽しみなアーティストに複数出会えたのが嬉しいです。音楽は音楽単独で存在しているのではなく、気持ちや記憶や空気とともに自分の中に蓄積されていくものなのだということを改めて感じました。今年リリースでない作品でも、これはオールタイムベストになるだろうというような作品に出会ったりもしました。好きな作品のアナログを買えたりとかも。あと、並べたくなるジャケットやアートワークのデザインはほんとうにたいせつな作品の要素なのだなということも、こうやってみるとやはり感じます。