State of Rhythm: Danilo Plessow // 12-07-17 | CAHIER DE CHOCOLAT

State of Rhythm: Danilo Plessow // 12-07-17

State of Rhythm: Danilo Plessow (Motor City Drum Ensemble) // 12-07-17
by Worldwide FM
▶︎LISTEN AGAIN
http://worldwidefm.net/show/5783/
Mixcloud
https://www.mixcloud.com/worldwidefm/state-of-rhythm-danilo-plessow-motor-city-drum-ensemble-12-07-17/


それから、もう1枚かけないといけないレコードがあるんだ。僕にとってはすごく意味があるレコード。ドイツの南部にある、僕の小さな小さなホームタウンから出たレコードだから。あの場所からスピリチュアルジャズレコードみたいなものが出ていて、それが僕がまったく知らない、何これ!?っていうようなものだなんて、ちょっと信じられないんだけど。僕はそこで育って、17歳ぐらいの時にそこを離れた。それは、周りにカルチャーってものがぜんぜん見つからなかったからで。だから、そう、音楽でやっていくためには、実際のところ、脱出する必要があるって思った。でもそのあとで、偶然このレコードを見つけることになる。そして、一番おかしなことは、それが、実は、僕と友だちがよく酔っ払ってた小さなバーでレコーディングされたものだってこと。そう、おかしくて小さな話。でも、こんなとても心動かされる、ファラオ・サンダースやジョン・コルトレーンのようなジャズをあの頃、80年代に演っていた才能が僕のホームタウンにあったんだって知ることができて、感謝してる。だから、そのサックス奏者に、僕たちは誇らしく思ってるって大きな声で言いたいんだ。実は、彼の娘さんのことは知ってるし、僕は彼女と同じ学校に行ってたんだけど。とにかく、これにはものすごい感動だった。シュヴェービッシュ・グミュントからこんな音楽が出てたっていう発見をできたことに、ほんとうにありがとうを言いたい。じゃ、また次回。毎月第2水曜日、ここ、WorldWideFMで。State of Rhythm。

East West Connection – Beschwörung [Private Press] // USA

曲は、East West Connectionで、“Beschwörung”。僕が昔よく飲みに行ってたバーでレコーディングされた曲。だから、これは僕にとってはかなり驚きの発見だったんだ。今日はこの辺で。1ヶ月ほどのちに、また。





And I still gotta play one jazz record. A record that means a lot to me because the record from my tiny little hometown in Southern Germany. I couldn't actually believe that there was some kind of spiritual jazz record from there and it's completely bizarre for me. I grew up there and I left there when I was about seventeen years old just because I couldn't see any culture surrounding and I thought that's, yeah, I needed to flee in order to actually make it in music. But then by chance I find this record and the most bizarre thing is actually it's recorded in the little bar where me and mates used to get drunk. So it's just a bizarre little story and I'm so grateful to see that there is actually talent from my hometown who did this kind of very touching, Pharoah Sanders, John Coltrane influenced jazz back in the 80's. Erm, so shout to the saxophonist, we honor, who... ah, I know his daughter actually. I went to school with her. And a... yeah, this has blown my mind and thank you so much for making me discover that there is music like this from Schwäbisch Gmünd. See you next time. Ah, always on the second Wednesday of the month, here on World Wide FM. It's State of Rhythm.

East West Connection – Beschwörung [Private Press] // USA

This was the "East West Connection", a tune called "Beschwörung" recorded in the bar where I used to drink when I was a kid. So this is a pretty amazing discovery for me. Erm, this was all for today and I see you around in a month.






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Gilles Peterson氏の選ぶ7月のトップ10が出ていたので、改めて思ったのですが、先月のState of Rhythmはすごく印象的でした。番組の一番最後のところ、上に書き起こしを訳してみた部分。これはちょっとほんとうに驚くだろうなあっていう話です。ダニロは「音楽をやるには小さな街を出ないと」と思ったけれど、そこでこんな音楽をやっていた人がいた、という。ちょっと色々と考えてしまいます…… 彼にとってもかなりのびっくりだったんでしょうね、「また次回」って言ったあとでもう一回「驚きだった」って話してるし。あと、実際の出身の街の名前を聞いたのも、私の知る限りでは初めて。シュトゥットガルトの近くだけどシュトゥットガルトではない、というところまでは時々出てくる話です。しかしこの街の名前、特定するのがちょっと難儀でした! ドイツ語まったくわかりませんので! わからないんだけど、ドイツ語の響きがまたたまらんです。そういえば、独語の話でもないし、どうでもいい話なんですけど、先日のTAICOCLUBでサインをお願いしたときに、書く名前聞かれて答えたら、「En Français?」って仏語で言われて、もう倒れそうになったし、とっさに頭が切り替わらなくて「Yes」って答えてしまったけども、そこは「Oui」と答えるべきだった……とあとで悔やまれて仕方がなかった……ああ~、私の仏語残念すぎる。とほほ。ダニロまたタイコに来てくれるのだかどうだかわからないけど、なんも言ってない(言えてない)のに「See you next year?」って言ったよね!!ということで、とりあえずチケット購入してみましたよ。どうにも落ち着かないから。私、来年の6月なんて、どこで何してるのかもわからない状況なのですが、お楽しみ(かもしれないもの)を遠い先のほうに置いておかないと、もう生きていけないので。



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