サラダ好きのライオン | cahier de chocolat

サラダ好きのライオン

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村上ラヂオ3が発売になったので即行入手。今回も気になるもの、共感ポインツいっぱいで、ふせんだらけになってます。(スタバで読んでいたのでちゃんとしたふせんがなくて、いらない紙を細くちぎったものが大量にはさまっている…というあまり美しくない状態になっておりますけれども)音楽や映画や車や…の気になる固有名詞も前作同様にありましたが、今回は「ああ、そうだ」と思うことばやほっとすることばがさらにたくさんで。「このひとがこう言っているんだから」と思うとちょっぴり安心できる、そういう大人の人がいてよかった、と思う。ananでの連載は今年3月ですでに終了していて、残念。でもまたいつかどこかで春樹さんのエッセイを読むのを心待ちにしておきます。



備忘録

『愛は消えても親切は残る』

「でもきっとアリにせよ、蝉にせよ、自分がアリであることの、蝉であることの意味なんてなんにも考えないんだろうな。アリとして生きて、アリとしてただ死んでいく。蝉として生きて、蝉としてただ死んでいく。そこにはもちろん選択の余地なんてない。生きる目的とは何か、なんて考える必要もない。そういう人生もアリかなあとときどき、冗談抜きで、思います」

「年をとるということを、いろんなものを失っていく過程ととらえるか、あるいはいろんなものを積み重ねていく過程ととらえるかで、人生のクォリティーはすいぶん違ってくるんじゃないか、という気がする」

「親しい誰かと一緒に『秋をけりけり』郊外を散歩できたら楽しいだろうなと思う」