閑話休題

広島へいって、完璧に仕事から三日はなれて、リフレッシュした気持ちでした。本当に楽しかった。彼は思い切り甘やかしてくれて、きっとかなり気をつかってくれていた。有り難いなって、本当におもいます。
でも仕事からはなれても、毎日心のどこかでこれがおわったらまた仕事にもどるんだって心で重たく感じていました。多分、一年目で休職するときから、仕事のことで悩まなかった日はありません。
休職中は、仕事にもどれるのか、社会人として働けるのか。何度も自分をせめました。不適合、あたしが弱いから仕事をやすまなくちゃいけないんだ。このままじゃいけない、はやく仕事しなきゃ。普通なのならなくちゃ。
外来でのリハビリ勤務は、もちろん大変だったけど、今思えばほぼ自分の脳ミソで考えて仕事していなかった。外来でも、病棟とおなじように看護を展開することはできたはずです。それができなかったのは、今の職場のように考えて看護を展開することを知らなかった。知ろうとしていなったのだとおもいます。それでも毎日楽しく仕事ができたのだから、よかったのだとおもいます。でも、あのときも毎日どんどん差がひらく同期と自分に焦っていました。はやく病棟にもどらなきゃ。考えるchanceはいくらでもあったのに、考えることをしなかった私は、本当に惜しいことをした。意地や反発、プライドで病棟に戻りたがっていた。
病棟に念願?かなって戻ってからは、いろんなカルチャーショック。前とは全然違う職場風土。同じ病院か?と思うくらい。本当にいい職場にめぐまれました。苦手なひとはおれど、それはどこへいってもおられるはずだし、前病棟なんかと比べ物にならないほど素晴しいところです。看護へのモチベーションの高さ、多分院内でもずばぬけているはず。多分、よその方がみても、誇れるレベルの高さだとおもいます。多くの病院をみてまわったから思うんです。
そんななかで知らされる、浮き彫りになる自分の弱さ。焦り、ストレスに押し潰されていて、よいパフォーマンスができない。いまだに、心をひらいて信頼できる先輩はひとり。ほかの先輩は異動や退職なさってしまった。看護師としてはもちろん、みんな尊敬しているのに、素直にはなしができない。怖くてたまらないんです。評価されることが。仕事をすればするほど萎縮していく心。さらに空回りの連鎖を起こしてしまうんですね。
自分の弱さです。
目の当たりにしてみて、辛いです。
何度も悩んできたはずでした。
受け入れてこようとしたつもりでした。
社会人としての欠落なのか、人間として未熟だからなのかもしれません。何度もこの二年間、自分をせめました。やっぱり私はだめなんだ。
私は、一年目のころから、いまも、なにもかわらないところで躓いています。
看護師がむいていないのか?
社会人としてだめなのか?
どちらもなんでしょうけど。笑
少なくとも、私は針をさすことへの恐怖感がひとの何倍も強いことを考えると、看護師にはむいていませんね。資質の問題です。。それもストレスのひとつ。なんで刺せない?何度も先輩やまわりに笑われます。でも、あたしは怖くてたまらない。毎日の仕事も。針じゃなくたって、薬も、点滴も、日常支援も。本当にこわい仕事やとおもいます。自分の一挙手一投足が、患者さんを危険にさらし、殺しかけないんですから。それでも何故かミスをする。さいわい、治療を必要としたことはないだけで、ミスをしています。一般の方からみたら、ありえない!!!のただとおもいます。私もそうでした、仕事するまでは医療ミスのニュースとかみて、ありえなーい
と、思いました。命の現場でしょ?そんなことしていいわけ?って。でも、誰もミスなんてしたくないんです、適当な仕事をしてるんじゃないんです。それだけはわかってほしい。故意にするひとなんて、本当にごくごくごくごく稀なケースです。みんな、目の前の患者さんに対しては、責任を感じています。。そういうことの積み重ねもストレスです。本当に、いつ自分が大きな医療事故をおこすんじゃないか。
もちろん、仕事をしてよかった、と思うときもあるんですよ。患者さんや御家族からの感謝を頂いたとき、泣くほど心にきます。とくにここのところは、こんな私なのに…と申し訳ない。受けとることは致しませんが、お金を渡して下さるかたもとても多いんです。あなたに本当によくしてもらったからと、言って頂くとき、私の微力ななにかが、誰かの心を動かしたのだと思ったら嬉しかった。やってよかった、とおもいます。
患者さんが、できなかったことができるようなることは、最上の喜びです。ともに喜び、哀しみ、すすむことができたとき、すごく嬉しいものです。
それでも、
私は
看護師という仕事をやめます。
私のため、という、傲慢な理由で。
逃げです。いくら正当化しても、続けられないのは、私の弱さです。傷つきたくない、ストレスに向き合い続けられないという弱さ。
それでもね。
私は生きていくんです。生きてかなくちゃならないんです。笑っていたいんです。私はもう、二度とあんな毎日死にたくなって、表情をうしなう生きる屍みたいな生き方をしたくありません。
そのために、
今のキャリア、一般的にいうエリートコースみたいな人生をすてなくちゃならない。でも、今度こそ、私は私と、ともに歩んでいかなくてはならないんです。
退職交渉は、まったく簡単ではありません。すごか辛いです。看護の基本を教えてくれている大切な職場です。辛いことばかりやけど、この職場を経験しなければもっともっと後悔しながら生きていました。自分は幸せものです。そんな職場のひとに迷惑をかけるやめかたを選択しようとしている自分は、ひとでなしやん。あんなにお世話になって、親身になってくださる師長さんを裏切るのか。泥をぬるようなことして、役に立たないじゃん。そうかんがえたら、全然ふんぎりつかなくて、迷い迷いだったけど、
かたまりました。
職務規定にのっとった期間での退職交渉。
できるだけ早い退職を。
これは、誰かのためでもなく、私のためです。私が私を勝ち取るための、闘いです。
がんばります。