いつもありがとうございます、ひよこです
去年の12月から上咽頭腫瘍の疑いで大学病院の耳鼻科に通院していましたが、やっと卒業することになりました。
前の主治医が異動になったので、4月からは新しい主治医に診ていただいていました。
新しい先生も若い男性の先生
前野朋哉似(^^)
感じの良い先生で、患者の話もちゃんと聞いてくれるし、口調も柔らかくて紳士的。
少し不安だったのが、最初の診察で経過観察の原因になったPETやMRI、生検部分の画像などを見てくれなかったこと。
前任の先生の申し送りコメントだけを見て「まぁ、PETは炎症でも光りますからね~」と。
いやいや、あなたの腫瘍チームのボス達が「悪性腫瘍に間違いない!」って思ったくらいの画像所見だったから念のために経過観察してる訳で、場所がどこなのかくらいは確認して欲しい
それにしても、結局は病理検査で「炎症所見」さえ出なかったなんて摩訶不思議な話。
でもようやく今になって、あの時「何かあるはずだ!」と徹底的に検査をしてくださったことに心から感謝できるようになった。
あの地獄のような生検と慎重な病理検査があったからこそ、悪性腫瘍ではなかったという結論を受け入れることができたと思う。
禄に検査もせずに「炎症ですね」と言われていたら、どうだっただろう?
胸腺腫の手術はもっと早くできただろうけど、この先もずっと不安な気持ちを抱えて生きていくことになっただろうな
だけど・・・
あの頃はそんな風に考える精神的余裕なんてなかったなぁ。
それに経済的な負担もバカにならなかったんですよね。
病院に行くたびに会計で 「耳鼻科の追加の染色検査が出たので検査料が発生しています。」というメモを渡されて何だかよくわからない検査料を払い続けた
途中で「これってもしかして新手の詐欺なのか」って疑ったくらい(笑)
そのうえ遠方からの通院で交通費もかなりの金額になったしね
で、初診から3か月かかってようやくたどりついた診断結果が…
炎症でもない正常組織。
PETは生理的集積だったと考えられる。
つまり何の異常もないのに、何かに反応してPETで光っちゃっただけでしたってことらしい。
ご丁寧に頸部のリンパ節まで光ってくれちゃってたから参ったよね。
もちろんPETは悪性腫瘍でなくても光る場合があることは知っているけど、まさか自分がこんな経験をするとは
前日に右喉の筋肉を使った覚えもないし、PET検査で光りやすい体質なんだろうか
今後、もし何かの機会にPET検査を受けることになったら、また同じ場所が光る可能性ってあるんでしょうか?
と、まぁ答えられないだろうなって質問を新しい主治医にしてみました。
そうですね。あるかもしれないですね。
あるんかいな
それまでに悪性腫瘍だけを検出できるような、より精度の高い検査方法が開発されることを祈るばかり
実際にPETで光って肺とか他の臓器の摘出手術をしたら、実は癌じゃなかったってことも稀にありますって先生が言ってたし。
そしてなぜか5月の連休明け頃から右喉が腫れているような違和感が出てきてイヤな予感
1か月以上経っても症状が続いていたので先日の耳鼻科の診察で主治医に相談しましたが、ファイバースコープで観察しても特に気になる所見はなし。
喉の違和感って気になり出すと敏感になってしまって、異常がなくても長引くことが多いんですよね。
ということでした。
生検で抉られて穴だらけになっていた粘膜も、どこかわからないくらいにキレイに治っているし、変なものも出てきていない。
もう大丈夫でしょう!ということで、この日で耳鼻科の診察は終了ということになりました。
喉の違和感は気にはなるけど、やっぱり嬉しい
だって新しい先生、説明も丁寧で穏やかそうないい先生なんだけど…
なぜか人の体の扱いがとってもワイルド。
処置がなかなか痛いのです
多分、隠れドSやな。
もうこれ以上、耳鼻科で痛い思いをしなくて済むと思うとありがたや~。
今後は気になる症状がでてきたら、呼吸器外科の主治医から耳鼻科に院内紹介してもらうことになりました。
そういえば呼吸器外科の主治医はこの喉の違和感も気にしてくれていて、次回の胸部造影CTの時に頸部も合わせて撮るようにオーダーを入れてくださっていた。
なんだか耳鼻科の先生よりも慎重に喉の経過を気にしてくれているようで安心できる
これからは先生だけが頼りなので、もっと良い関係が築けるようにがんばろう