いつもありがとうございます、ひよこですヒヨコ

2月に胸の腫瘍の手術を受けた時のことを書いています。

 

手術を受けてICUで一晩を過ごし、朝を迎えたひよこ。看護師さんが術後はじめてコップに入れた水を持ってきてくれました。嚥下がきちんとできるかの確認のようです。

 

体温は相変わらず38度を超えていますが、問題なさそう。ベッドに横になったまま呼吸器外科の病室に移動になりました。

 

このとき酸素マスクから鼻チューブの酸素に交換されたのですが、途端に息苦しさを感じるように。手術で肺は触っていないのに不思議です。

 

1日ぶりに病室に戻ってくると、看護師さんに「早速、尿のカテーテルを抜いて歩いてみましょうね」と言われました。聞いてはいたけどスパルタやぁおーっ!

 

鼻の酸素チューブもこの時抜かれましたが、やはり息が苦しい…

 

看護師さん2人がかりで尿の管を抜いて濡れタオルで体を拭いてくれたのですが、自分の胸の傷とドレーンを見て情けないことに貧血を起こして気を失うという失態。

 

ここまで気が弱いのも困りものです。この年になって看護師さんに下着を履かせてもらうなんて、本当に申し訳なくて恥ずかしかったショック

 

痛いのは上半身なので立つことも歩くこともそんなに難しくなかったかな。看護師さんと先生に付き添ってもらってカメさんみたいにゆっくりですが歩けましたカメ

 

よろよろと歩いていると、前日に手術室まで付き添ってくれた看護師さんに遭遇。「ひよこさん無事に戻ってこられたんですね!良かったぁ!」と声を掛けられました。嬉しかったなぁ照れ

 

その後は病室のベットに横になったままでレントゲン撮影。持ち運びができるレントゲン撮影機なんてものがあることを初めて知りました。

 

痛みのコントロールには看護師さんも先生もすごく気を遣ってくださいました。痛み止めの飲み薬も沢山もらいましたが、そこは昭和生まれの悪い癖で辛くてもなんとか耐えられる痛みは我慢してしまうぼけー

 

お昼にはおかゆとおかずの食事が出ましたがペロリと平らげました。食欲は全く問題なし。

 

若手主治医が傷をチェックしにきてくれて感心したようにうり坊「さすがロボットは傷が小さいなぁ」と。傷だけでなく痛みも少なくて回復も早いようです。

 

ただ、なぜか少し歩いたり友人と電話で話しているだけですぐに息切れしてしまいます。この息苦しさは術後1か月ほど続いて不安でした。

 

あと合併症とも言えないくらい軽いものでしたが、皮膚の下に空気が入り込んでしまう皮下気腫というものが脇腹や胸の下にでて押さえるとプチプチと音がして不思議な感じ。これは自然に吸収されるので問題ないとのこと。

 

お昼過ぎに近くのホテルに泊まった姉が寄ってくれて、執刀医の先生から術後に家族が受けた説明をおしえてくれました。

 

迅速検査の結果は胸腺腫で肉眼的には浸潤もなくきれいに取れた。ただリンパ球の多いタイプだったので病理の最終結果が胸腺腫ではなく悪性リンパ腫になる可能性もある。

 

まだ悪性リンパ腫の可能性が残っているのかぁぼけー

 

上咽頭の腫瘍の組織検査もまだ悪性リンパ腫の可能性はあると言われている。もしそうだとしても抗がん剤が良く効くらしいから、今はとりあえず体を回復させることだけを考えよう。

 

夜になると痰がからんで咳が出てくるようになりました。話には聞いていたけれど痛くて地獄の苦しみです。肺炎予防のために痰はなるべく出さなくてはいけないのに、痛すぎて咳を我慢してしまう。そうすると体が痰をだそうとして余計に咳がでるという悪循環に。

 

胸腔鏡手術は体の負担が少ない。確かにそれを実感していましたが、それなりに痛みのある不自由さと息苦しさを感じた術後1日目でした。