反省のかわりに謙虚さが必要
本当にそうだなって思いました
私の周りには、小さな失敗をすごくネガティブにとらえてしまう人がいます
私にもそういうところがあります
反省のかわりに謙虚さ
過去よりも、今にエネルギーを使いたいです
人生を「階段」に喩えます。ずっと登っていくと、天上界へ続いている。
生まれたときが階段のいちばん下と思ってください。
そして、途中まで登ってきた今日という「現在」から下を見ると、今の自分はいちばん高いところにいます。
したがって、ああしなければよかった、こうしなければよかった、と悔やむことは意味がありません。
その時点での人生の最高峰にいたのだから、その時点で最高の選択をしたということ。
その決断しかできなかったのです。
しかしなぜ悔やんでしまうかというと、さらに登ってきた「今の私」からみると、それより低いところにいた過去の私は、未熟に見えるから。
それは当たり前で、未熟に思えないほうがおかしい。
だから過去について、後悔も反省もしなくて良いということです。
ところがこの人生という「階段」において、上を見ると、今の自分は、実はいちばん低いところにいます。
だから、常に「今の私」は謙虚になることが重要。「反省」のかわりに「謙虚さ」が必要なのです。
そのときには、100%その行動しか選べなかった最高の選択なのだから、過去を振り返る必要はないのであり、
そんなことにエネルギーを使うよりも、未来の自分に対して、今の自分がどれほど未熟であるかを認識しながら生きていくことにしましょう。
究極の損得勘定
小林正観さん
宝来社