1930年代にラジオドラマ、アメリカン・コミックス化、50年代にテレビドラマ化、映画化された人気西部劇を「パイレーツ・オブ・カリビアン」のスタッフが新たに映画化したアクション映画。ジョニー・デップさんは子供の頃、このテレビドラマを見ていたそう。主題曲「ウィリアム・テル序曲」に合わせるかのようなクライマックスの走る列車の上でのアップテンポなアクションシーンは軽快です。2時間半の映画の長さを感じさせず、楽しいディズニー映画ですが、犠牲者が多いので大人向き映画。
監督 : ゴア・バービンスキー
出演 : ジョニー・デップ(トント)
アーミー・ハマー
(ローン・レンジャー)
ジョン・リード
ヘレナ・バナム・カーター
(レッド・ハリントン)
トム・ウィルキンソン
(レイサム・コール)
ウイリアム・フィクトナー
(ブッチ・キャヴェンディッシュ)
ルース・ウィルソン(レベッカ・リード)
バリー・ペッポー (キャプレン・フラー)
ジェームズ・バッジ・デール
(ダン・リード)
ブライアント・プリンス(ダニー・リード)
「ナイトミュージアム」のように博物館で陳列されている年老いたトント動き出し、マスクをしたローン・レンジャーに良く似た少年との語りから物語はスタートして過去の世界、1865年へ。少年時代に忌まわしい記憶を抱えるコンチ族の悪霊ハンター、トント(ジョニー・デップ)は瀕死に陥ったレンジャー、ジョン・リード(アーミー・ハマー)を魔術で蘇らせ、マスクのヒーロー、ローン・レンジャーとなり、トントと共に悪に立ち向かい、活躍を繰り広げる。
近代アメリカの鉄道発展などの裏側に先住民と移民との差別化を克明に描いていますが、ジョニー・デップ演じるトントのコミカルさと相棒、ローン・レンジャー(アーミー・ハマー)とのコンビによる掛け合いや軽快な戦いぶりが重さを打ち消したエンターテイメント映画にしてくれます。
無法者にレンジャー部隊ある兄、ダン・リード(ジェームズ・バッジ・デール)を殺されたローン・レンジャー(アーミー・ハマー)はトント(ジョニー・デップ)と同じように心に傷を負っています。自由なトントと真面目で堅物のローン・レンジャーは正反対ですが、敵を追って戦っていくうちに絆が深まり、最高の「トモサべ」(頼りになる相棒)となっていきます。終盤部分の2台の走る列車の上で悪と戦う痛快なアクションシーンは圧巻。
ジョニー・デップさんのスタントなしのアクションシーン、いつもながらの個性的演技(人によっては白塗りにカラスの帽子の見た目がダメな方もいらっしゃると思いますが・・・)。
こういう役は彼にしか出来ない気がします。
相棒のアーミー・ハマーさんの爽やかさが素敵で白馬に乗る姿はカッコ良かったです。
個性的なヘレナ・バナム・カーターさん。今回も存在感がありました。象牙で出来た足、良く出来ていましたし、武器にもなる発想が面白かったです。
ウイリアム・フィクトナーさん、途中から悪役とわかりましたが、ベテランの安定した演技がとても良かったです。
残念だったのはヒロイン役、ルース・ウィルソンさんがなんとなく華がない感じ。息子役のブライアント・プリンス君は可愛かったです。
ラストシーンの博物館で年老いたトントが自分の故郷を思いだし、流した涙が印象的でした。
評価 : 68点
