今日は日曜日。

穏やかなお天気ですが、昨日 驚くような大きな地震がありました。

眠っていると、ものすごい揺れ。


怖くて、怖くて、そして母が心配で。



病室へ行き、母に

「今朝、地震があったけど、大丈夫やった?」

と聞くと

「まぁー(知らなかった)・・・」



ぜんぜん気が付かなったようでした。

よかった。

気づかなかったのなら、それでいい。



先生が「食べるのを忘れては困るから」と

お昼だけゼリーとかムースとかプリンとか出てきます。


それを食べさせるために、今日はお昼前に病室へ。



あいかわらず目を閉じたままの母ですが
話しかければ、小さな声で答えたり、うなずいたりします。


転院前の同じ病室でとなりにいたおばあさんは
目はぱっちりと開いていますが
何かを話しかけても、話している人を見ることはしても返事はしない。

笑顔どころか、うなずくことさえしない。


ご家族の方が
「いいですね、お返事されるから。うちはまったく反応ないから羨ましいですよ・・・」


会話が成り立っているとは言えないけど
私の言葉や、話しかけてくる人の言葉を聞いていて
ちょっと笑顔になったり、小さく声を出してみたりするので

目を開けていても無反応より
眠っているように見える母の状態のほうがいいのかなぁ・・・と思ったりしました。




そして、転院した今の病院。

母は部屋を変わりました。


病院側の都合ということでした。



前の部屋と同じ4人部屋。

母の隣には、もうちょっとで退院と言われているおばあさん。
時々、2歳ぐらいの女の子(ひ孫さん)がママと一緒にお見舞いに。

とってもかわいらしい声で
「こんにちは」

ほんとにかわいい声なので、母も目を閉じたままで、にこにこ。
そして、小さい声で 「こんにちは」 と返事しています。(笑)


そのおばあさんの向かいには、とってもしっかりしたおばあさん。
足を骨折されたそうで、歩けるようになったら退院だとか。


そして、母の向かいのベッドには、かなり認知のきついおばあさん。
ずっとずっと何かをしゃべっています。

誰かを呼んでる。
「まーちゃん」
「あきこ」
「ゆーちゃん」
「○○ひこ」←なんて言ってるか聞き取れず

この4人を絶えず呼んでいます。


その合間には 「せんせい!」「せんせい!」「せんせい!」「せんせい!」

エンドレスで呼び続けます。



今日もエンドレスで呼んでいましたが、ある瞬間から
「いたい!」「いたい!」「もう触らんとって!」「もうやめて!」

だれもおばあさんのそばにはいないのに。


看護師さんに聞くと、腰のあたりに褥瘡ができているとか。

寝る向きで、ちょうど褥瘡がマットに当たって痛いんだ。。。



看護師さんもわかっているのなら
ベッドをエアマットにしてあげたらいいのに。



この病院では、けっこう硬いマットが使われています。



転院してきた当初、母もこの硬いマットでした。
母は皮膚がとても弱く、褥瘡ができやすいです。

やっとのことで治した経緯も話しましたが

病院で持っているエアマットの数があまりないので
褥瘡のひどい人から順に使うようにしていると言われました。

でも、できてしまってからでは治りにくいので
できる前になんとかしてやってほしい

看護師長さんに力説しました。


そのお蔭で、3日後にはエアマットにしてもらえました。



母のお向かいのおばあさん。

ずっと 「いたい」「いたい」と言い続けています。


ヘルパーさんが隣のベッドメイキングに来られたので
そのことを言うと

「じゃあ向き変えましょうかね」


おばあさんを仰向きから横向きに。

やっと静かになったと思ったら、また
「いたい!」「いたい!」「やめて!」


カーテンの間からチラッと見ると、おばあさんは
また仰向けになっている。


背中になにか挟んであげたら、よかったのに。。。



母は目を閉じたままですが、何か(夢なのかな?)が見えたようで
ニコニコしています。


そして、小さな小さな声で

「あははは。あんたはほんまに。あははは。」

何が楽しいことが見えたようです。



お向かいのおばあさんと対照的な母の様子。

お向かいのおばあさんのところにもご家族の方が来られます。
一度見かけました。

その時も、2人で来られ(夫婦かな?)、ずっと2人で会話され
「ほな、おばあさん。これ置いていくわな。ほなな。」
何かを置いて帰っていかれました。


もうちょっといてあげたら、夕飯なのに。

母は胃ろうなので、直接お腹から流動食を入れますが
おばあさんは口からご飯を食べられています。

お腹がすくせいだと思いますが、ヘルパーさんが食べさせると
結構な勢いで食べられているようで
ちょこちょこむせています。

そのむせ方もものすごくて
声を聴くだけですが、「息が止まるんじゃないか?」と心配になるほど。

でも、ヘルパーさんは慣れたもので、たいして動じることもなく
「慌てて食べるからやん」


そして、「今日はもう止めとこ。おしまいや。」

さっさと片付けてしまいました。



え?!
ちょっとむせただけで、待ってあげることもなく食事を止めてしまうの?
いくら他にも食べさせないといけない患者さんがいるとしても

もうこれで朝まで食べることがないのに。



だから、おばあさん褥瘡が辛いんだ・・・



ご家族の方は、この状況を知っているのかなぁ。

エアマットのことだって、家族が強く訴えたら、なんとかしてもらえるかもしれないのになぁ。




母は、ずっと目を閉じています。
でも、「痛い」とか「苦しい」とか「辛い」とか
本人が言うことができない以上、私が見つけるしかない。

気づいたことは、私は看護師さんや先生に言います。

なにがあっても負けません。



以前、ケアマネさんから言われた言葉

「家族さんがしょっちゅう行くことで、抑止になるんですよ」



私は母に会いたいから、毎日病室へ行きますが

他の患者さんを見るにつけ




守ってやれるのは家族だけなんだ




つくづく思い知らされます。