今年の4月から、「小規模多機能」 というデイサービスに行っています。
最大でも10名しか入ることができず、常時4人のスタッフがいる。
食事はこのスタッフで作るので、値段は激安。
トイレ移動やお風呂など手引きで移動することと、ちょっとした体操をすることで機能訓練としています。

たくさんの利用者がいない分、目が行き届くと思いますし、こちらからお願いしなくてもお昼寝もさせてもらえます。

ゆったりのんびり一日過ごして帰れるので、戻ってきた母の様子もまあまあ。
多少の疲れはありますが、結構元気な感じなので、私としてはとても安心していました。


少し前から母の疲れ方がひどくなってきて、帰ったらぐったりと寝入ってしまいます。
おかしいと思って、ケアマネさんに連絡し、見に行っていただくと、定員いっぱいの10名の利用者、それにスタッフ4人の総勢14人。
狭いフロアに息苦しいほどの人数が、入り混じって一日過ごしているらしいのです。

だんだんと利用する方が増えることは良いことなのでしょうが、これほどまでに増えると母のストレスも心配です。


人数が増えたことで、新しく別のところにさらに開設されると聞き、新しいところのほうが人数も少ないだろうということで、今月からそちらに通うようにしました。



初日。

いつもと違う道を行くことに不安を感じてはいけないと思い、今日から違うとこに行くこと、でも経営者の人も同じだからスタッフの人も何人かは同じだから安心するように母に説明し、送り出しました。

夕方、戻ってきた母は元気がありません。
送迎の方の話でも 「今日は元気がなく、お昼も一口も食べなかった」 らしく、お腹も減ってるし、そのせいかなとも思っていました。

自室のベッドに座って着替えを始めた時、母が目をウルウルさせて、「いやなことがあってん…」 と話しだしました。


来ていたおじいさんにいやらしいことをされた。



認知症のおじいさんが変なことでもしたのかと思い、即、デイへ電話。
でも、今日は女性しかいなかったそうです。

スタッフの女性の話では、「そういえばお風呂に入るとき、男性スタッフが介助しようとしたら叩かれたと言っていました」。


それだ


母は男性の介助を嫌います。
特に気に入ってる若い男性スタッフならある程度は大丈夫なのですが、特におトイレやお風呂の介助は男性では絶対だめ。

母は今、だいたい30歳前後の年齢に戻っています。
なので、私のことをたまに 「母親」 と思っていたり、「姉」 と思っていたりします。
アラサーなので、男性に対してとてもシビアで、好き嫌いがはっきりしています。
そして、若い女性になっているので、当然肌を見られることにもとても敏感です。

その母に、今日初めて会った男性スタッフ(50代前半)に、いきなりお風呂で脱がされそうになったのなら、それは当然涙も出ます。

さぞかし怖かっただろうと思います。


電話でスタッフの方に、うちは男性はダメなので、是非とも女性スタッフの方でトイレとお風呂はお願いしますと伝えました。
翌日の連絡帳にも確認のために、再度同じことを書いてお願いしました。

でも、その返事。


*** 職員の数が少ない状態でやっていますので、できるだけ女性で行うようにはしますが、ご希望に添えないこともありますので、ご了承ください ***



なぜでしょうか。
イヤだと言ってるのに、涙をいっぱいためて苦痛を訴えているのに、快く了解してくれないのはなぜでしょうか。

少ない人数で運営されているのは分かっています。
だから、利用者も少ないはず。
圧倒的に女性が多く利用している現実があるのに、なぜ男性スタッフを多く採用するんですか?

そういえば、先月まで行っていたところでも、連絡帳にたまに 「強い拒否がありお風呂は入っていません」 と書かれていたことがありました。
このときも、もしかしたら男性の介助でお風呂に入れようとしたのかもしれません。


違うデイを検討しましたが、なかなか空きがないのと、大規模に行くとまた 「ほっとかれた」 と悲しむのが分かっています。
お風呂は女性介助でも、寂しさを一日中感じさせるのも、私としては気に入りません。

再度、ケアマネさんから女性介助でのお願いを伝えていただき、女性ができない時はお風呂はいらないことを私からも連絡帳に書くようにしました。

それにしても、イヤだと本人が言っているのに、家族に対して 「ご了承」 というのもおかしい話です。
イヤならよそに行ったら?的な言葉にも読める文面でした。
こういうのって、パワハラって言うんじゃなかったっけ。

変わりたくても変われない状況で、押し付けられるセクハラ。
母の心はまだボケていません。

むしろ、ガラスの少女になっているのに、なんでそれを大事にしてやってもらえないんでしょうか。


介護の勉強の中に、高齢者への性の対応は入っていないのでしょうか。

トイレを見られることも、裸を見られることも、年をとったらそんなこと無頓着になってるとでも習うのでしょうか。


間違っています。



どんなに年がいっても、寝たきりになっていても、女性はいつまでも 「女」 だし、男性は 「男」 なんです。
少なくとも、母はまだ女としての恥じらいが強く残っています。
このことだけは、なんとしても私は伝えつづけるし、女性介助をお願いしつづけるつもりです。



明日からまた母の一週間が始まります。
どうか、母に辛いことが起こりませんように。