投薬を始めて約一週間後、
とうとう私にもメンタルブレイク第一波がきました
今思えば顔が動くなった時点でもっと動じろよ、と思うのですが
あの時は投薬してればすぐ治る!回復するまでちょっとゆっくりしよ〜なんて呑気に考えてたんだと思います。
投薬中はネガティブに陥らないように、
ひたすら本を読んだりアマプラやYouTubeを見て過ごしました。
(休職にもなったし本当にやる事がない。というか何かする気力も起きない)
ネット検索で情報収集してましたが、
この時はまだ自分は投薬で元通りになると信じて疑わなかったんです。
ただふとした瞬間にやっぱり思っちゃうんですよね。
あれ、これ本当に治るの…?って。
その①顔が固まって怖い人
針治療以外は全くといっていい程外出しなかったのですが、針に行く前に少し時間があり、久しぶりに買い物に寄ったんです。
入口付近で小さな子がたたっと走ってきて、
ひょいと避けたらその子のお母様が飛んで来て「すいません!」と言ってくれたので「いえいえ」と返しました。
で、その時ふと思ったんです。
え、私そんなに怖い顔してた…?
いえいえって笑ったつもりだけど般若みたいな顔になってた…?
(今思うと常識的で優しいお母様です。ただその時は私の精神がもうそんな被害妄想出ちゃうくらいおかしかったんでしょうね)
車に戻って母に泣きつきました。
自分の顔が般若みたいで笑っても笑えないと。
母には「人の顔なんてわざわざ見ないしそもそもアンタ眼鏡とマスクで顔見えないんだけど!」と一蹴されました。今思うとその通り
でもその時は【顔が固まって怖い人】となってしまった自分にショックが大きくて。
やっぱり人前にはまだ堂々と出られないと思いました。
その②ぱぴぷぺぽが言えない
気分転換にケーキ屋に行った時のことです。
顔面麻痺にはなったけど言葉は流暢に話せていた私。
しかし「パッションなんとか」や「なんとかプティング」系を注文した時に、ぱぴぷぺぽの発音がめちゃくちゃ言いづらい…!と気が付きました。
空気が抜けて上手く言えない…!
店員さんにも聞き返されてしまいました
マスクしてたから余計に聞き取れなかった、というのもあるかもしれません。
口から先に生まれた子、とよく揶揄された私がこんな事になるなんて
その③眼鏡がボロボロ
これは顔面麻痺あまり関係ないかもですが
顔面麻痺になる少し前に犬がイタズラして私の眼鏡を壊してしまったんです。
レンズは無事でしたが鼻あての部分はご臨終。
耳にかける部分も歯型が付いてました
発症してから直しに行く気力もなく…。
テープやらで無理矢理補正して使ってました。
ボロ雑巾ならぬボロ眼鏡
やむを得ずかけるたびに気が滅入りました。
顔動かないしメイクできないし美容院行けなくて髪ボサボサだし眼鏡もボロボロだしって。
顔面麻痺になる前は笑顔を褒められた事もあったし(お世辞かもしれないけど)、
滑舌も良い方と言われた。
(麻痺後も鍼の先生が「チョコさん麻痺でもすごい流暢ですよね〜」と感心してた)
でも笑えないし、ぱぴぷぺぽが言えなくなった…
眼鏡も直しに行けない
顔面麻痺になって私の少ない取り柄が奪われてしまった。
人目が怖くて自由に行動する事もできなくなってしまった。
そんなこんなでメンタルブレイク第一波は投薬中に起こったのでした。
(ちなみにこのあと第二波ももちろんくる)