睡眠不足は、高血圧、糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病発症のリスクとなる。
睡眠不足と糖尿病について、スウェーデン在住の45~65歳の男女1170人に実施した研究がある。
肥満、高血圧、喫煙、いびきなどの危険因子の影響を分析し相対リスクを算出すると
肥満因子は6.6、睡眠不足因子は4.8と、睡眠不足は2番目に高い値となった。
また、アメリカの45歳の約5万4000人を対象にした調査では、
睡眠時間が6時間以下の人は、糖尿病や心臓病の有病率が高くなるとの結果が出た。
高血圧との関係を調査する研究もある。
米シカゴ大学の研究チームは、睡眠時間が4時間未満、4~5時間、5~6時間、6~7時間、7時間以上の5群に分け、
33歳~45歳の578人を5年に渡って調査した。
すると、睡眠時間が1時間減ることに、高血圧になる可能性が37%上昇した。
日本でも、厚生労働省が「健康づくりのための睡眠指針 2014」を発表している。
良い睡眠は健康につながるというものだ。
逆に、睡眠不足は高血圧、糖尿病、脂質異常症など生活習慣病を生じるリスクとなることを示している。
「健診結果は良くなかったけど運動に取り組む時間がない・・・」という人もいるかもしれないが
睡眠を見直すところからでも健康の改善はできるのである。