19世紀にナイチンゲールは、衛生環境を良くすれば感染症を防げるという調査結果を示した。
成人の体が感染から守られるのは、白血球やキラーT細胞、免疫グロブリンなどがあるが、
「皮膚」も大事な感染防御の役割を果たしている。
手術後に、傷跡から感染がおこるのは皮膚が破綻していることによって細菌が体内に侵入するからで、
傷跡のない人は細菌が体内に入ることはない。
成人に比べ赤ちゃんが感染症にかかりやすいのは、
体内の免疫細胞の働きが未熟であることももちろんだが、
皮膚が薄いこともある。
(皮膚が薄くて血管が透けているように全身が赤く見えるから、赤ちゃんと呼ばれる)