天使の娘ここちゃんは、4回目の妊娠でした。

1回目は15年前、2回目は9年前(地上の息子レイくん)、3回目は2年前。

1回目と3回目は妊娠初期で、赤ちゃんとさよならしなければならず、とても辛い日々でした。

妊娠を望んでいたもののなかなか授からず、でも自然にまかせて、不妊治療をしていたわけではなかった。


去年。地上の息子レイくんが保育園を卒園し、小学生になるということで、息子との時間をしっかりつくってあげたいということと、今の家族の時間を大事に楽しく生きようと決めて、仕事を辞める決断をし、息子との時間を大事にした。
家族旅行や大好きなキャンプにも行って、本当に心もおだやかになれていた頃

4回目の妊娠がわかった。
ここちゃんがお腹にきてくれた!


妊娠初期に、出血があって
また流産してしまうのではないか
と、とにかくドキドキしていたけど
順調に安定期に入り、妊婦検診も毎回問題もなく、日に日に大きくなっていくお腹に愛しさを感じて幸せいっぱいだった。


生産期に入り、いつでも生まれてきていいよっと準備万端で毎日過ごしていて。

3/12(日)38週2日目

朝から少しお腹が張るような感じ。
鈍い痛みもあり、もしかして陣痛かな?って思ったけど、1時間間隔ぐらいで、横になると落ち着くし、まだかなぁ?と普通に過ごしていた。

夕方くらいに、ふと
「あれ?今日胎動あったっけ?」
と心配になった。
胸がドキッとしたのを覚えている。

赤ちゃんがさがってきて、胎動は少なくなっているかもとは思っていたけど、日中陣痛のこととかを考えていて胎動を気を付けていなかった。

でも、すこーし動いているような気がする。
ときどきぽこってなるような気がする。
こんなもんなのかな?
こんなに胎動少なくなるもんかな?

心配しながらも、なんの行動もおこさなかった。
この時病院に行ったら、助かったのかなぁ。
この時はすでに亡くなっていたような気がする。
どちらにしろ、気付くのが遅すぎた。

心配になりながら眠り、
その日の夜はものすごく嫌な夢を見た。
知り合いが亡くなっている夢。
夢見が悪すぎて、嫌な気分で早朝目を覚ました。
やけに夢の内容を覚えていたので、もともと持っていた夢占いの本を見たりしていた。

なんか、立ち上がると骨盤の方にずっしりと重みがあって痛い。

3/13(月)38週3日目

夫を仕事に送り出し、息子を小学校に送り出し、もう一度胎動カウントをしてみる。
1時間やっても、10回いかない。
もう1時間やっても、、、、

とりあえず、病院に連絡してみたら、すぐに来てください。ということだったので、入院セットを持って病院へ。
夫に連絡したらたまたま、都合がついたので病院まで乗せてもらった。


病院に着いてから、すぐに心音聞いてみましょうとエコーをお腹にあててもらう。
でも、静か。
看護師さんが一人から二人、三人と増えて、代わる代わるエコーをお腹にあてるものの、心拍を見つけられない。

あーーーーー。
なんか。。。。
もう。。。。
あー。。。。



私は何も言わず、目の前の状況を把握しようとしない、頭真っ白状態になっていた。

その後、お医者さんが来てくれて、走っていたのか息をきらせながらエコーをお腹にあてて。

ゆっくりと、無言で確認して、
エコー画面を私に見せてくれて
「ここが頭で、ここが心臓なんだけど、心拍が止まっています。」
と言った。(と思う。)

私は何と反応したのか、覚えてない。
けど、何が起きたのか理解出来なくて
時が止まった。気がした。

「ご家族の方は?」
と聞かれて
「夫に車で送ってきてもらったのですが、夫は仕事に行きました。」
とテキパキこたえていた。

「旦那さんに連絡できる?」
「はい。」携帯で夫に電話する。

私「いまどこ?すぐ来れる?
  心臓とまってるって。」
夫「え!?なんで?だって元気だったじゃん。」
私「わかんない」
夫「そう、だよな。わかった。今近くじゃないから少しかかるけど、すぐいくから」
私「うん。」

電話をきったあと、
涙が出てきた。
嗚咽も止まらず、看護師さんがティッシュを渡してくれた。
すみません
と涙をこらえようとする私に、
我慢しなくていいよ。
と言ってくれた。

でも、わけわからなくて、涙が止まらなくて。
必死に冷静になろうとして。

先生が、お話は旦那さん来てからにしますか?と言ったので
とりあえず、今聞いてもいいですか?
と言う私。


エコーでみたところ、胎盤に異常があるようには見えない(胎盤剥離という可能性はないと思う。ということ)、へその緒が何かしらあったのかもしれないけど、エコーでは見えない。
分娩してみて、心拍が止まった原因がわかるかもしれないし、不明なこともある。
分娩は、子宮口をひらくため棒を入れて、子宮口が開いたら陣痛促進剤を点滴して、出産していただくようになります。


説明をうけて、
とりあえず病室にうつることに。

「大部屋の希望だったけど、個室にしますか?」
と聞かれて
「いえ、大部屋でいいです。」
と何も考えずにこたえた。でも、
「あ、そっか、まわりは新生児ばかりか。。。」
とぶつぶつ言って考え込む私。
すると看護師さんは「突然だし、今は考えられないよね」と言って個室に入らせてくれました。

個室に入ってから、涙は出てこなかったけど、現実が夢のようで、今自分がいる世界が何なのか、とにかくぼーーーーーっと
何も考えられなかった。


夫が到着してから、顔を見ても、案外落ち着いていた。
病院に行く時に、実家の母には連絡していたが、夫から私の母に連絡してくれた。

突然のことに、頭も心も追いつかず、でも自分の大きなお腹を目の前にして、わけがわからず、ただただ、ぼーーーーーっと時間が過ぎていた。
その間、処置のための聞き取り?とか先生からの説明(さっき聞いたのと同じこと)とか子宮口の開きを診るとかあって。
子宮口はすでに4センチくらい開いていたようで、広げるための棒を入れる処置はしなくても良いということになり、明日の朝から陣痛促進剤を点滴しましょう。ということになる。

夕方、息子レイくんと母が病室にきた。
母が入ってくるなり
「かわいそうに」
と泣きながら抱き締めてくれた。
私も泣いていた。
それを見て、不思議そうにするレイくん。
「母ちゃんなんで泣いてるの?」
と聞かれて
「悲しくて。。」
とこたえた。
そして、何も聞いてなかったレイくんは
「母ちゃん、がんばってここちゃん産んでね!」
と励ましてくれた。
ごめん、レイくん。生きているここちゃんは、もう産めない。がんばって産むけど、それは亡くなっているここちゃんなんだ。。
悲しくて、息子にもかわいそうで、涙が止まらなくて、
「ここちゃん、お腹の中で死んじゃった。」
とだけレイくんに伝えた。

そのあと、夫が廊下の方に息子を連れ出してくれて、ゆっくりと事情を息子に伝えてくれたようでした。
7歳の息子なりに、状況を理解したようで、その上で私のことを心配してくれて、
「母ちゃん笑って」
と励ましてくれた。
病室の夕食が届いて
「レイくん食べる?」
と確認しても、
「それは母ちゃんのだから、大丈夫大丈夫!」
と言ってた。
私のことを思ってくれて本当に優しい子。

がんばって出産しないといけない、という気持ちになり、病院の夕食もすべて食べて体力をつけるようにした。
こんなときでも食べられる自分がいるのがびっくりしたけど、まだあまり考えられなかったからかもしれない。

個室についていたシャワーをあびて、20時前には、夫も実家の母も息子もみんな帰って一人になった。
夫は仕事を明日以降も休めるようにしてくれたので、朝から来てくれる。
臨月の大きなお腹をかかえて、最後の妊婦の夜を過ごす。
なんか、じわじわと涙がでてくるけど、ぼーっと宙を見ながら何も考えずに過ごす。

でも、情報は欲しくて、携帯で
死産
などを調べる。

沢山のブログや、ポコズママのサイトなどを見て、いろいろと決めるべきことを知った。


9時前には電気を消して目をつぶったけど、朝まであさーい眠りを1時間弱しては腹痛で目覚めを繰り返していた。。。。