小学校5年生のとき、転校して新しい友達が出来た。
グループとしては、私とあと2人。
それまで仲良しだった2人に、私が入れてもらった感じ。
トイレや休み時間もずっと一緒で、話すことにもそれぞれ共感して、同調していた。他のグループの子達も同じように行動していた。
冬になって、マラソン大会があり、マラソン嫌だよねー、ずっと一緒に走ろうって話していた。
私は本気で長距離走が苦手だったので、本心から嫌だと言っていた。
大会がスタートしてもはじめは話しながら、ダラダラ走っていた。でも私が息苦しくなって、どんどん遅くなったとき、一人の子がもう一人の子の名前を呼んで、他には何も言わず、2人でサーッと走って言ってしまった。
そのときの、「えっ?!」って思う苦しい気持ちがずーっと残っていた。
そういえば2人は水泳も出来たり、球技も上手だったり、運動神経がとてもよかった。
なにもかも、本当に言葉通り、全部一緒にするんだと、ばか正直に思い込んでいた私は、裏切られた!!と、深く傷ついていた。
こうして文字や言葉にすると、しょうもない体験だけど、当時の私にとっては、大変な衝撃だったんだな。
マラソン大会が終わったあとに、2人のところに行っても、なんで置いていったの?なんて聞けなかった。
そういうことだよね、でも友達だよね、これからも一緒にいるんだよね、って心のなかで納得するしかなかった。
そして、小さいことだし、こんなことで傷ついたなんて恥ずかしいし、テレビではもっと大変な経験して傷ついてる人がいるのに、といった理由をつけては、心に蓋をして誰にも知られないように、誰にも言わないように、気にしていないようにしていた。
でも何回も思い出しては、何回も傷ついていた。
悲しかったね、友達に裏切られるかもしれないって思ったら、本気で仲良くなれなくなってしまったね。でもそれはダミーだよ。一回そういう経験をしただけで、誰とでも同じようなことは起こらないよ。仲良くなりたいと思っても大丈夫だよ。本当に仲良くなりたい人に、たくさん話しかけても、同調ばっかりしなくても、嫌われるかもしれないってばっかり思わなくても大丈夫だよ。