信じられない金銭感覚 | アメリカの片田舎で淡々と暮らす日常

アメリカの片田舎で淡々と暮らす日常

ミドフォーのワーママです。よろしくおねがいします。

駐在員が帰任する時に
銀行口座を閉じないで本帰国してしまうことがたまにある。
そういう場合、何年数かして、口座が休眠口座になったという
通知がくるのだけど、大体の場合は残高があまり残ってないから、
口座維持手数料がどんどん引かれてなくなっていってしまう。


6年前に帰任した駐在員のMさん。
彼も口座を閉じるのを忘れて、

というかその口座の存在自体を忘れていたようで、
そのまま帰国してしまった。

ここ数年、会社の方に銀行から休眠口座になったという知らせがきていて、
Mさんに連絡していたそうだが、大した金額じゃないし、
出張で来ることが多いから、そのうち手続きします、といいつつ
ずるずる先延ばしにしていたそう。


これ以上のばすと手続きがもっと面倒になる、と銀行側に言われたため、
最近の出張で来た時、やっと口座を閉じたとのことだった。
驚いたのは、口座には残高が3000ドル以上もあったこと。
その残高のおかげで、口座維持手数料はかからなくて、
休眠口座とはいえ、利子がついて増えていたということ。
そんなにたくさんお金が入った口座を忘れているということや、
3000ドルが大した金額じゃないという感覚が信じられないし、
口座を閉じたタイミングの良さもすごい。
今はドル高だから、帰任時に円に換えるよりずいぶん有利だ。
儲かったから、今度来るときはお土産奮発しますね、と笑っているMさんをみて、
余裕があると、金運も寄ってくるのだろうな、と思った。