結論から言うと、

よりそいホットライン

(おそらくは、いのちの電話も)は、

アドバイスをくれたり、

一緒に解決法を考えてくれるものではない。


「〇〇されて、つらかった」

『〇〇されたことが、おつらかったんですね』


「消えたい気持ちが消えない」

『消えたくなるくらい、おつらい思いをされているんですね』


肯定も否定もせず、

私が話したことを繰り返して、

ただ根気強く傾聴してくれるものだった。


匿名で、

相手が知らない人だから、

体裁を繕ったり、格好をつける必要もない。


溢れ出る感情のままに吐き出すうちに、

涙は落ち着いていった。