7月4日(火)に実家に行き、父の分のご飯とおかずの作り置きをして、午後からは父と2人で母の入居する施設に2回目の面会に。


認知症の母に忘れられていないことを祈って。

一瞬、顔を合わせた時は良く分からなかったみたいだか、
『お母さん、私だよ!
お父さんも一緒に来たよ!』

と、声をかけると

母は、はっ!!とした顔をして
『来てくれたの?嘘でしょ?
まさか、会いに来てくれるなんて思ってなかったから!』

まあ、先週も会いに来たんですけどね(笑)


泣き虫になった母は、涙ぐみながら喜んでくれました。


具合の良くない父の身体を気遣い、何回も
『まさか会えるなんて!』
と繰り返し話、泣く母。

父ももらい泣きして、手を握り合い
『大丈夫だよ。俺がまた元気になったら新潟に連れて行くから、待っててよね。』
と、励ます父。

2ヶ月ほど前に体調が良くないのと高齢なのとで、
車は廃車にしたので、もちろん新潟に連れて行くのは現実には無理なのですが、
母を少しでも元気づけてあげたいと思う父の気持ちを考えると、私も涙が込み上げてきます。


故郷の新潟に帰りたいと毎日のように言っていた母。

コロナになるまでは、年に2回は新潟へ父と帰り
農業を手伝ったりして、楽しい時間を過ごしていたからでしょう。

今年は私がなにがなんでも連れて行ってあげようと思っていたのですが、もう叶わなさそうです。


とはいえ、面会時間は30分。

なるべく楽しい時間を過ごして欲しいので、
私は明るく振る舞うしかありません。


山や花などとにかく自然が大好きな母。


施設ではあまりやることもなく暇を持て余しているかも知れないと、先週スタッフの方から聞いていたので、とても美しい四季の花々の写真集と実家でも読んでいたサザエさんの漫画本を差し入れ。


少しだけ、こんな写真集だよと説明しましたが、
本当は最後まで一緒に見たかったな。


時間があるときに大好きな自然と美しい花をみて
心を癒やして欲しい。


面会から帰り、家で父から聞かされた話が
前回の長女からのバカバカ発言。

『俺はそんなに娘からバカと言われなくちゃならないのかな。
お母さんの事も、2人揃ってバカだと言っていたけど、そんなに言われなきゃいけないのか?』

と、本当に悲しそうで、寂しそうにうなだれていました。


よくよく理由を聞いてみると、お風呂問題だったらしい。

2世帯住宅だが、お風呂は一つ。
時間的にも両親が先に入り、長女家族は後になります。
長女の夫は夜勤などもあったので、順番は仕方のない事だと思います。


末期癌で歩くのもやっとの父に今更言うのです。
『垢が浮いていて汚かった!!
損な事も気づかないバカが!!』と。

出て行った夫に言われたそうです。


でも、そんなこと、家を建てる時にわからないのかな?と私は思うのです。


と言うか、お湯替えればいいだけじゃないの?

ケチケチしてるからじやないの?

やたら、貯金額を自慢していたけど、
夫婦揃って働けたのは、両親の支えがあったからこそでは無いの?

その位のこと、ちょっと考えればいくらでも改善できたんじゃないの?


どっちがバカなの?


翌日(7/5)は電話で話をして、食べて欲しいおかずの説明をしました。

7/6は電話をするも留守電になり、メッセージだけ残す。

7/7も電話するが留守電にもならず。
(最近はわざわざ長女が留守電を切ったりするで、メッセージが残せないことも)
5〜6回かけるも電話に出ないので、心配になり実家に行って来ました。

玄関の鍵は持っていますが、中から更に鍵をかけられているので、入れず。




内側からこのような鍵をかけられているので、
父も閉じ込められている感じがして、嫌だと言っていました。

長女が言うには、鍵を開けっ放しにされたら心配だからとのこと。

歩くのもやっとの父は一人では出掛けられませんし、鍵を掛け忘れるような人ではありません。


多分、私に家に来てほしくないから玄関からは入れないようにしているのかな?とも考えてみたり。



とにかく、父の部屋の外まで行き、一箇所だけシャッターの空いている窓から中からを除くと誰もいない。
布団も畳まれているので、ここにはいなさそうなことだけは分かった。


私は長女とも次女とも今は連絡をとっていないので、次女の夫へ連絡してみると
『昨日の夜、救急車で運ばれて入院したんだよ。
意識ははっきりしているけど、身体が動かなくなったそう。
面会とかはコロナの事もあって出来ないらしいです。
とりあえず1〜2週間の入院になりそだと言っていたよ』

とにかく、意識があるなら良かった。


実家にいても、長女からの暴言というモラハラを受ける苦痛からは開放されるなら良かったのかも知れないけど、
高齢なので、ぼけたりしちゃわないかも心配です。


無事に退院してきて欲しい。

ゆっくり休んでください。


三女より