タイで出会ったドイツ産バックパッカーのルーカス君とアブストーリーは突然になドラマチックな出会いを果たし、自分の友達からも聞いたことのないような恋愛の修羅場話を延々聞かされ、心が通じ合ったら次に通じ合うのはアレしかない。
出会った翌日、彼の部屋に迎えに行きドアを開けたらドイツ産、素っ裸でベッドで爆睡、目の前に飛び込むバオバブの木。
異種珍種所持者ルーカス君と別れのときは、近づく。
イケメンドイツ産オトコ話、完結編。
相当おもしろシリーズ、読む前に こちら から一気読みを!
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限定された空間で、終わりの迫る限られた時間という中では、オスとメスは本能に任せてお互いを求める傾向にあり、
それは一般的にタイタニック症候群と呼ばれる、
と、ベストセラーを記録したキャサリン恋愛研究史はかく語っているが、このタイの異国の空の下でお互い別れの時間が近づいているのは確実であり、
本能=種の保存 はまさに時間の問題かと思われた。
(注:タイタニック症候群とはアテクシの造語なので検索しても出てきませんので…)
明日の朝早く、彼はミャンマーに移動する。 そのため明日は会うことができない。
ほら! ドリカモだって歌ってるじゃないか! 決戦のチン曜日? そんな歌あったわよね? だからやっぱりキマるなら今夜なのね、それしかない。
しかし一体どういうシチュエーションで?
午後、太陽が照り付けてくる中、外を歩くのはシンドい。 店をブラブラしていたアテクシたち。ふいにルーカスがクチをひらいた。
ルーカス 『キミの連絡先教えてよ。 旅先からメールするから』
うん、これからミャンマー、その後、またフライトでインド辺りに飛ぶって言ってたっけ。 ハートブレイク中なあなたは、もっと慰安旅行続けるべきよ!
私 『うん、写真送って!』
さぁ、手帳を出しなさい、書くわよ!
ルーカス 『部屋にノートがあるんだ。 それ取りに行っていい?』
・・・・。
こう来たかっっ!!!
青空本屋での声のかけ方も上手だったけど、誘い方もウマいわね。
私 『・・・。 いいよ』
2人で彼の宿まで歩く。
日独開戦のときは近いのか。
彼の宿は部屋は縦長で、ベッド1つとイスが1脚あるのみ。 床にはバックパックから荷物が広げられていた。
お互い汗をかいていて、しかもファンも付いていない彼の部屋、西日が入りスチームサウナ状態。 本気でミイラになるかと思ったくらいだ。
ルーカスはバックパックからノートを探す。 アテクシのバッグの中に入っていたノートに書いて紙を渡してもよかったが、そんな野暮なことはせず彼の努力を見守る、気遣いのできるデキたオンナ アテクシ、心の中で自分をほめる。
そして彼のノートに名前とメールアドレスを書いて、2人は粗末なベッドに座っていたのだけど、不思議だ。
人間、寒いよりも暑い方がムラムラ度が上がるのだろうか?
もしその部屋が極寒だったら多分ナニゴトも起こらなかったに3000ムラムラですが、お互い汗をかいて暑い部屋、ムラムラ度が10000ムラムラに上がったようで
ルーカス君 試合開始。
ダル似のドイツ産が迫りくる!
タイタニック症候群の際立った症状として、せっくる行為は特に狭い場所で隠れるように行われるとさらに興奮度が増す。
ジャックとローズが狭いクラシックカーの中であったり、あいびき時間限定の江戸時代の不倫かっぷるが神社の境内ならば、ここの日独は、1泊500円くらいの狭い部屋である。 いつの時代も国籍問わず、人間が本能的に求めるところは同じなのか?
しかしもっとも重要なのはそこではない!!
いざ、参るでござる3秒前にアテクシ問う。
私 『ルーカス・・・ あの・・・ コンドーム持ってるの?』
もっとも重要事項である。
ルーカス 『あぁ、あるんだけど』
・・・だけど? え? ナニ続きは? 次の言葉次第ではここで強制終戦なんですけど?
ルーカス 『ドイツから持ってきてなかったんだけど、一度中国で買ったんだ』
お~ お~、中国でどっかのオンナとせっくるするシチュエーションになったわけね。
ルーカス 『でも中国製が小さくて』
軽くウケる。うん、バオバブだもんね。
・・・、 いや、ウケている場合ではない。
なんとなくイヤな予感がする。 こういうのときの勘はたいてい当たっているとアテクシは知っている。
そして非常に重たい空気が15000ムラムラ。
ルーカス;
『そしたらせっくる中に気がついたら破れていたんだ』
さみしげな彼。
・・・。
おーーー のぉおおおぉぉぉーーーー!!!!!!
強制終了決定。
決戦のチン曜日 無期延期。
さみしげとかそういう問題じゃない、 そんなちっさいのをまた使おうってのか? そしてキミ途中で破れたんだよね? まさか・・ キミ・・・ アッチは大丈夫? ってか、
無理です。
もちろんお互いそのままってことはありえないが、とにかくサイズがない彼、これ以上はムリなのだ。
ああ、バオバブよ・・・ 残念だけど・・・ 鑑賞用にしておくわ・・・ もったいないけど・・・ バオバブよ、さらば・・・ ニッポンだったら殿堂入り確定だったのに・・・ バオバブ・・・
単なる宝の持ち腐れ。
そしてある意味疲れて寝てしまうドイツ産とアテクシであった。
夜になりご飯を食べ、そして別れた。
ドイツ産とのタイマジック、これにて終了。
その後、アテクシはニッポンに帰った。
彼はもうミャンマーの首都ヤンゴンにいる頃だなぁ、と思って仕事をしていたとき、そのヤンゴンで爆破テロが起こったことを知る。
ちょっ・・・!!!! バオバブ!!!
アテクシは心配になり、ルーカスにメールを送って生存確認をしたが彼からの連絡は2週間ほどなく、本気で何かあったかと心配した頃、やっとメールが届き、
ルーカス 『テロのせいで宿からは出られなったし、インターネットも全部不通になってしまって大変だった。僕は元気です』
みたいなメールが来た。 バオバブ、むこうで生きていたようでホッとした。国宝級が消えては人類のために困るのだ。
しかしタイタニック症候群とはおもしろいものである。 短期で瞬間湯沸かし器恋愛だったばかりに、凍結もこれまた早い・・・ アテクシの場合は。
短期であろうが、2人の愛が燃え上がり、その後距離という物理的なものが近ければお互い関係は続くであろうが、
反対に距離があくと1ヶ月もすれば症状は和らいでくる。 つまり、 『夢物語だった』 とすぐに現実対応できるようになるということだ。
だいたい、1ヶ月もすればネタがない。 どこいるの~? 何見たの~? 何食べてるの~? ぶっちゃけ、聞いたところでどうでもいいネタだ。
そして3ヶ月も6ヶ月もすれば写真を見ても500ムラムラ程度になる。 ここまできたら完全覚醒。
そもそもアテクシは旅中の恋愛は信じていない。 旅マジックと思っている。
旅とは非日常だから、この現世に再降臨したときに、社会的な意味合いから2人の関係が徐々に変わり始めることはよくあるし、
でも同時に自分の魂むき出しの旅中に出会った2人だからこそ、出会うべき人であったのならば、大事なものを共有できるし、絆も深いと思う。
ちなみに現在、ドイツ産の行方は知りません。
ドイツ産ハナシ(完)。
ところでアクセス伸びてるのにクリックポイントが上がらないので、意外とこういう記事、嫌いな方も多いのかなぁ・・と思っているんですけど、実際どうなのでしょう・・・。
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