ウェルカムボード
結婚式の準備とかしてると、Tがパートナーで本当によかった~って思うことが度々ある。
準備において私よりも主体的に動いてくれるからだ。
私が言い出す前に色々考えてくれていて、どうしようか?って言ってくれる。
この前も式で使う小物のリサーチに行こう、と、Tから言ってきてくれた。
そんな時、超胸キュンで目もうるうるしてしまう。多分目がハートになってると思う。
そして目的地に向かう途中はTのりりしい横顔をみながら、カッコイイし、優しいし、色々考えてくれるし頼りになるし・・・といいところばっかりしか見えなくなって幸せな気分にどっぷり浸ってしまう。
絶対ラブラブビームが目から出てる。
でも口で、好きだよーとか愛してるーとか言えないあまのじゃくな私なのだが。
素直に感情を表現したいんだけど、気恥ずかしくてできない。もどかしい…。
ところでウェルカムボード、式に来てくれるゲストの写真をコラージュして作ろうと言っていたが、お店で和風ウェルカムボードの実演販売をちょうどやっていて、それが非常に気になってしまった。
手すきの和紙にいきおいのある書がしたためられている。
購入する人は気に入った言葉をいれてもらえるのだ。
それをアクリルボードではさんで飾れば和風モダンなウェルカムボードのできあがりというわけ。
かなり渋くてカッコイイ。いかにもなウェルカムボードじゃないから式が終わっても和室にかざれる。
…でも和風か~~~
それが唯一引っかかる。教会式なのに和風ボード… トータル的にどうなんだろう??
一旦その場をはなれて、プチギフトを下見。。うろうろして疲れたのでお茶しながらボードについて2人で相談することにした。
あの『書』のウェルカムボード、どう思う?
うーん。オレは結構好きだけどね。
私もカナリ好きなんだよね~。
でもさ、前、ゲストの写真でボード作るっていってたよね??
あ、そうか。どうする?
んー 迷うね。
あれを買ってしまえばラクはラクだよね。作らんでいいし。
そうなんだよね~・・・ ラクなんだよ。
でも『書』だから和風っていうのが気になるなぁ。
トータルコーディネート的に。変じゃない?
アクリル使ってるし純和風ってわけではないから、オレはそんなに気にしなくてもいいと思うけど。
そう?
あとで部屋に飾れるし、良くない?
それは私も思った。いいよね、飾れるのは。
Tはかなり気に入ったみたい。Tがいいならいいか…。
ん~そだねぇ。じゃ、あれに決めちゃう??
プチギフトとかテーブルコーディネートとか落ち着いた雰囲気でまとめれば統一感でるかな??
そだね。ボード決めちゃえば後のデザインは自然に決まってくるんじゃないか?
というわけで和風モダンボードに決定してしまいました。
その場で芸術家の人に書いてもらって、かなりお気に入りの一品となりました。
絶対、新居の和室に飾る!寝室でもいいな~。寝室は和風テイストの部屋にするって決めたしね。
Tがその芸術家の方の名刺もらってたけど、住所がなんとTの家の近く!ビックリ!
世間はせまいもんだね~。
招待状の宛名書き
招待状の宛名書き…。
招待状が先月の中旬頃届いて、寿切手と返信用切手の用意とか、
中の短冊と返信はがきのセットとかをTと一緒にやった。
後は宛名書きだけだね、という状態でTと招待状を分けて自宅に持ち帰った。
そして6月中には書いちゃうぞーと思っていたのだが、
ついつい、先延ばしにしてしまっていた。
あ~…書かなきゃ~…書かなきゃ~~・・・・・・
とはいつも思ってるのだけど。
早くやらないとまた仕事が詰まってきたとき泣きを見るぞ、
と、心の中でやる気満々タイプの私が私自身に諭してくる。
しかし本来の私は、どうにもこうにも、やるべき事を先送りしてしまうダラダラタイプなのだ。
本当に、もうやらないと~…
と、のたくた思っていたら、昨日Tからメールがきた
オレは今日あたり招待状やるよ~
ゲッ ヤツはやる気だ!やばい。
と思ってようやく私もやる気になった(やる気にさせられた)のだが
昨日はとりかかれず今日になってしまった。ハハ、私ってこうなんだよね。
こんなんじゃダメダ!とさすがに思ったので今日やっと招待状に取り組むことに。
宛名はパソコンでプリントしたかったので、(字に自信が無いから)
封筒の表をスキャンして取り込んで、郵便番号の枠におさまるよう文字をレイアウト。
そして文字だけを封筒を模した紙に印刷。 よーしキレイキレイ!簡単じゃん!
しかし実際に封筒へプリントしてみるとやはり一筋縄ではいかなかった…。
1枚目:郵便番号の枠から数字がはみだした。
ち、ちくしょー。これは…使えないな。。 ボツ (´Д`)
封筒の余分が2枚しかないから何回も調整できないので、郵便番号は仕方なく手で書くことにする。
おそるおそる2枚目:キレイに印刷。
やったー!郵便番号なしの状態で宛名をじゃんじゃんだすぞー!( `∀´)
余裕の3枚目:インクのシミ。
(iдi)(iдi)(iдi)(iдi)(iдi) ぷぎゃー!!
余剰枚数がなくなってもうたァーーー!!!
・・・ il||li orz il||li
・・・
・・・
じッとプリンターと封筒を見つめる事十数分。
ついに私は宛名を手書きすることを決心した。(-公-、)シクシク
おそらく、多分、プリンター印刷を強行すると、インクのシミ封筒を量産することになる。
封筒自体は追加注文すればいいのだけど、今日のやる気を逃したらまたいつになるか…
というわけで、意を決して一応買っておいた筆ペンで宛名を書いた。
慎重に書いてる最中、妹らが話しかけてきたり、母が横からじっとみてきたりして
非常にうっとおしい。
話しかけられて返事すると字が曲がる。
母はもうちょっと『市』を大きく書いたら?とか小うるさい。
できあがった宛名を家族に見せてみた。
どう?
妹A: 手書き感満載の字。
うるさいなぁ~ 手書きだからいいんだよ。 あ、妹B、これ見て!どう?
妹B: ( ´,_ゝ`) プ 私20000円で書いてあげよか?
ぼったくり。ていうか、君はうまいのかね?
さらさらっと書いてみせる妹B。
う、うまい…
どちくしょー! でも20000円なんか払えん。
妹B: 6000円でやるよ?
私の態度を見て脈有りと踏むやいなや、リアル金額に値下げする妹B。
そして、ゆれうごく私。
でもやっぱりさー、自分の招待状を妹に書いてもらうってどうなの?人として。
自分で丁寧に一枚ずつ時間かけて書いてくよ。
妹B:ちっ
あ、お母さん、これ見て!一枚書けたの。どう?
母 : どんなでも一生懸命書いてるんだから、そんな事気にしないの。
・゚・(ノД`)・゚・。 ぴぎゃー
もうちょっとなんていうか、皆さぁ~、、私は褒めて伸びるタイプよ!?知ってる??
いいもん。丁寧に書いてるんだから、、心は伝わるさ!
そんなこんなで、書き終わった。結局、書いてくうちに筆ペンに慣れてきて
結構いい感じに仕上げる事ができた。。と思う。
あー、しかし、終わってよかった。やるべき事が終わると言い知れぬ爽快感があるなぁ。
嬉しくなってTにメールした。
やっと宛名書き終わったよ~結局筆ペンで書いた。疲れた…
Tから返信がすぐに届いた
おれはまだー
?!∑(゚□゚|||)
昨日やる言うてたやん!
あなたはそういう人だよ。ほんとに…。
しかも筆ペンは自信が無いから、サインペンで書くとか言ってたけど、、本気か??
不安だ…
招待状
招待状とか、席札とか、席次表とか、凝ろうと思ったらいくらでも凝れるアイテムがペーパーアイテム。
なのに、私達はオリジナルのものではなく、式場で渡されたパンフレットの中から選ぶことにした。
どこかに行って選んでる時間がないということと、いっぺんに済ませたいと思ったから。
でもやっぱり、種類自体は沢山あるのだが、選ぼうとすると中々気に入るのが見つからない。
私は統一感を出す為に、どうしても招待状と席次表のデザインを揃えたかった。
しかし揃えようとすると数が限られてくる。
招待状で気に入ったデザインがあってもおそろいの席次表が無いといった具合にうまくいかない。。
ものすごく悩んで、無難なキレイ目のデザインのものにした。もちろん席次表とおそろい。
…
でもメニューと席札とはデザインが違ってしまうから、やっぱりオリジナルで作ればよかったかな…と今になって思っている。。
う~ん。。
結婚は人生の墓場?
結婚は人生の墓場…
この意味って、【恋愛】と【お金】の事で結婚を考えると想像がつきやすいかな…。
まず第一に、【恋愛】という観点で結婚を考えた時。
恋愛って、自分のいいところしか相手に見せなくてもいいし、相手のいいところしか見なくてもいいから楽しいよね。
ワクワクしてドキドキする。相手がどう反応するか、相手をいかにドキドキさせるか…。
一種のゲーム感覚というのもあるかもしれないな。
でも結婚って、現実的な生活だから、自分のイヤなところも相手のイヤなところも全部見せ合って生活していく事になるよね。
そうすると、どうしたって新鮮なドキドキ感が薄れてくるのは当然だし、想像もしなかった失態を見せられたりして幻滅したりもする。飽きたりもする。
それなのに、どんなに相手の事をゲンナリしても自分の住む家にはずっとその相手がいる状態なわけだ。
そりゃ息もつまる。
恋愛状態なら、今のパートナーに飽きたら他の人とかに目を向ける事ができるけど、結婚という契約を結んでしまった以上、他に恋愛を求める事は違法になってしまう。
そんな時、結婚って、何なの?って思うかもしれない。
第二に、【お金】という観点で結婚を考えた時。
自分の自由にできるお金の量に絶対的な変化があるよね。
独身の時は、給料がまるまるお小遣いのようなものだったのに、結婚して家族ができるとそうはいかない。
1500円のランチが非常に高く感じたりするんだろう。。
そんな時、結婚って、一体何なの?って思うかもしれない。
この2つの【恋愛】と【お金】の不自由さって、自分軸で物を考えた時に、自由がきかないって状態だよね?
自分ひとりだったら、相手がいなかったら、もっと好き勝手できたのに、という事。
でもさぁ~~、結婚って、自分ひとりじゃできないんだから、自分ひとりだったら、っていう仮説を立てても論理的に成り立たないんじゃないのかな。
結婚が墓場だと思う人は、結婚しなきゃいいんだよ。義務じゃないんだからネ。
一生、自分のお金を自由に優雅に好き勝手つかって、相手もその時々の気分に合わせて選ぶ。
そんな人生もあっていいと思う。とても楽しそうだ!
ま、私の人生でそれはしないけどね。(´∀`)
私は、一生のパートナーとしてTを選んだ。
合ってるかどうか、わからないけど、そりゃたまに不安になったりもするけど、今のこの時点で、確実に言えることが1つだけある。
それは、Tと一緒に幸せになりたい、Tの事がたまらなく愛しくて、Tが悲しむ事は今後絶対にしたくないってこと。
お互い相手のことを思いやって生活できれば、結婚生活って絶対に墓場じゃなくなると思う。
私は、悲しみは半分に、楽しみは2倍に、そんな結婚生活をTと送りたいと思っている。
飲み会
今日はTの仲間で集まっての飲み会。
高校の時の友人グループが今でも続いている。男性では珍しい…かな?
Tは大学在籍中はその仲間と旅行など行ったりして親密にやっていたらしいが、東京に移ってからは皆とあえて音信不通にしていたし、当然私も東京にいたので皆に紹介はされていなかった。
皆、その当時、Tは行方不明になったとか言っていたらしい。
そんな中、数年前に仲間内の一人が結婚するに当たってまた通信が復活し、私もその集まりにちょこちょこ顔を出したりするようになった。
そしてそのうち皆彼女と結婚して、グループ内に4組の家族ができあがっている。
今ではグループ内で結婚してないのはTと、あと一人だけになってしまった。
そして私達はいつ結婚するんだろう、と皆思っていたらしい。
当然だよね。付き合っている年数は私達がダントツなのに、結婚は一番遅いのだから。
去年結婚が決まったよと報告した時、やっとだね~~!とみんな喜んでくれた。
そしてTには「やっと決心したか~」と。
おぃ、ちょっと待てーぃ! それって、私がやっと結婚してもらえたみたいじゃない!?
Tが私と結婚するのをやっと決めたっていうとさ~、(いや実際そうでもあるんだけど)
私が何年もTのことを待ち続けて、やっとこさ結婚してもらったみたいやん?
もしかして昔、仲間には、Yにせっつかれてるけどまだ結婚の決心がつかん、とか言ってたんだったりして…。
イヤーっ かっこわるい! ちきしょー! なんかくやしい!
そりゃ、結婚、てなった時、迷わず2つ返事だったけど!
そんなせっついてないやん! 私的には独身を満喫してたのに!
↑自分で導き出した仮説に悶絶
ま、でもともかく、皆がおめでとうと言ってくれたので嬉しかった。
…
しかし、皆はもう子供がいて、それぞれ父と母になっていたのが面白かった。
それに子供の雰囲気って親に似るものなんだね。
4組が子供も連れて一同あつまってて、あらためて見渡すとその様子は壮観だった。
子供達みーんな、親の特徴をつかんだ顔をしてる。ほんとミニチュア。
だからこそ家族単位、という言葉が本当にしっくりくる。
今日は子供含めて15人の集まりだった、というより、4家族の集まりだった、という表現が一番ぴったりだというのを実感した。
そして、男の子達がみんな、子煩悩なパパしてたのが本当にうらやましく思えた。
私達もああなれるといいな…
続・ケンカ
マットレスのやりとりで多少機嫌の悪くなった私。
羽毛布団を私の親が買ってくれるらしいので(ありがたや~)参考にみていた。
マットレスはくっつけて寝るとはいえ、別々のマットだし、当然羽毛布団も2枚になる。これってセミダブルとシングルの羽毛を1枚ずつ買うってことなのかな。。
「掛け布団は2枚だろ~。1枚だと寝てるとき取り合いになるからなぁ~」
すべて別々なことが本当に寂しく思えてきて(先ほどケンカしたこともあり)
「…別々って寂しいな~(ボソッ)」
つい、つぶやいてしまった。
「寂しい?(←ちょっと嬉しそう)そっか、じゃでかいの1枚にする?」
別にそんな気を使わなくていいよ、、
「…でもやっぱ1枚だとどっちかが体に巻きつけちゃうから2枚の方がいいよね。うん。Tはおなかすぐ壊すし」
「だろ?俺おなか弱いしさ~。Y(私)にフトン取られるし。」
「なんで私が取るって決まってんの?ま、でも取る可能性高いけどね。」
「だろ?(笑)」
なごやかに話してるけど、マットレスでひっかかる思いのある私はどうしても心では『ガッカリ』してる。わがままだけど。
私だけ新しいマットレスだと高さがずれてしまってフラットにならないんだよね。
それって気軽にごろごろ転がってくっついていけないじゃん。。ぎゅーってして欲しくても気軽にできないじゃん。そのちょっとの段差が自分の甘えたい願望に対する抵抗感を強めてしまって、よけいに素直に甘えられないと思うんだよね。
そこが寂しいなと思えてしまう訳なのだなぁ。
…でも、いいや。やっぱベッド別の方が熟睡はできるだろうし。と自分に言い聞かせている私だった。(←いいかげんしつこい)
ケンカ
フランスベッド主催の催し物に行ってきた。
結婚してから使うベッドを探す為だ。私が漠然と考えていたことは2人で使うようにダブルベッドかクイーンサイズのものを買うという事。
しかしTは今自分が使っているマットを非常に気に入ってるのだ。
「俺のはいらないから、自分の好きなもの選んで買いなよ。」
Tの使っているマットレスはセミダブル。そっか…。
「じゃぁ新しいものは買わなくていいからそのセミダブルに2人で寝ればいいじゃん」
「2人で寝るにはちょっとせまいよ。いいからシングル買いなって。」
…それって寝るとき別々ってことだよね…
ちょっとがっかりした。正直なところ寂しいなと思った。なんとなく自分の親がダブルベッドで今も一緒に寝てるから、そういうものだという先入観もあったかもしれないけど。
でもTがそういうなら仕方ない。言い出したら聞かないし。私だけ新しいシングルを買うことにする。
いろいろ展示してあるマットレスに寝転んでどれが気持ちよいのか体に直接確かめつつ、社員さんの説明をしこたま受けて、低反発マットが仕込んであるマットレスを選んだ。
そして次はベッド本体のフレームを、と思い、せめてフレームは一緒の物をと思っていたのだが、、
「マットレスだけでいいよ。それをそのまま敷いて寝るんだ。俺は今そうしてるし。」
えーマジデすか。
「そのまま敷いたらマットレスの裏にカビとか生えるしよくないよ。せめてすのこを敷いた上に載せるとかしないとさぁ~」
…シマッタ。余計な事言った。
「じゃぁ、すのこ敷いて寝よう。それでOKだろ。フレームなんて必要ない。」
「えーそうかな。。」
「そうだよ。」
「私はベッドのフレームって必要だと思う。高さがあると腰掛ける時楽だし、ヘッドボードにもたれて本とか読んだりできるし。」
「ベッドは寝るだけにして腰掛けなきゃいいんだ。本だってベッドで読む必要性はないだろ。必要ないものにお金かけるのはもったいない。いらん。」
言い出したら聞かないのだこの人は。お金が無いわけではない。ただひたすら自分が必要ないと思っているものにお金は出したくない主義なのだ。わかってるんだけど…。ちょっとした価値観の違いを感じた。
「わかったよ…。(弱い私)じゃぁ、すのこは絶対敷くからね。寝室のインテリアは和風テイストに決めた。そうしよっと。」
ちょっと和風テイストとか考えたら楽しくなってきた。
「いいよ。でも俺今すのこ敷いてない状態だけど、カビとか全然生えてないよ。」
「(無視)ヘッドボードだけど、考えてみたら別になくてもクッションとか壁につけて並べたら必要ないよね!(←けなげな譲歩&ナイス提案)」
「そんなことできないよ。」
「は!?そんなことできんって何が?」
「壁はざらざらの砂壁だからそんなことしたら粉が落ちてくるからできん。」
「え!砂壁なの!?」
「そうだよ。もともと和室だったんだからさ~。話したやんか。」
私達が結婚してから住むところは今Tが住んでいる実家をもらえることになっていた。とてもありがたい。
さらに私達が住むということであちらのご両親が、屋根を変えたり和室をフローリングに変えたりしてくれていた。申し訳なくもありがたく好意を受け取っている状態である。
そしててっきり私は洋室だから壁も砂壁じゃないと思い込んでいたのだ。。
「そっか~砂壁なのかぁ。。でもそしたら寝てるとき顔に粉がついちゃうってこと?(それってちょっとヤダ)」
「普通にしてたらつかないよ。でもクッションとかこすれたら砂が落ちてくるだろ?だから壁にクッションをつけるとかって無理だよ。無理。」
…やりとりをしてるうちに段々腹立ってきた。私が一生懸命、Tの要望もくずさずに、自分の要望をできるだけ譲歩した提案をしているというのに、この男は否定するばかり。
「なんでさぁ、私の要望に否定するばっかりなの?私の生活スタイルはベッドフレームのある生活なの!
今はそこにもたれて本読んだりくつろいだりしてるの!Tがフレームいらないとか言ってるんでしょ?
ゆずれない事があるんだったらそれを踏まえた提案をしてくれればいいじゃん!
私の提案に否定するばかりでさ!否定だけじゃなくて何かアイデア出すなりしてよ!」
「(びっくり顔)」
「(…やっちまった。短気な私、ここはそんな怒る所じゃないぞと言い聞かせ)
~~~~じゃぁ、なにか具合のいい感じの板を壁とマットレスの間に立てかけてクッション並べれば砂は付かないかなぁ。その板がへッとボードの替わりになる感じでさ」
「そうだね、いいかもね。俺が作ってあげるよ」
「ほんと?ありがと」
なんとか一件落着。ほんとうに板をたてかけるかどうかは別にして。
こんな調子で大丈夫か私達。Tは、一度言い出すと絶対折れないし、自分の言い分を通すこと1点集中だから困るなぁ…。私も結構わがままだし。一緒に生活しだしたらケンカだらけなんだろうな。。
ドレス選び1
衣装の展示会なるものに行ってきた。
通常は3部屋くらいになっているバンケットがぶち抜きで1つの会場になっていて、そこにズラッとならぶ衣装たち。
入口付近に展示されていたのは和装だったので私達には関係ないと思っていたが担当の方が
「軽く試着だけでもしてみたらいかがですか~?」とささやいてきた。
「かつらもつけてみていただけますし、雰囲気も味わえますよ」
となかなかうまく乙女心を刺激してくる。
別にどちらでもよかったのだが、なんとなくかつらをつけてみたいような気がしたので、相方の顔をうかがってみる私。(小心者)
「どうしよかな~~(チラリ)」
「気になるなら着てみれば?」
「ほんと?着てみてもいい?」
「何でも好きなように着てみりゃいいやん。」
「じゃ、着てみる」
よっしゃー。Tは私にとことん付き合うと心に決めている様子。ごめんね、ありがとT。今日は辛かろうがこの数時間ばかし頑張ってくれ…。
と思いつついそいそと美術担当の方についていき、ヅラをつけてもらった。
日本髪のカツラだが今は時代に合わせて濃い目の茶髪になっているとのこと。
「だから思ったほど違和感を感じず着けていただけるんですよ。」と説明され、へぇ~~と感心しきり。
そして、お衣装はどうなさいますか?と聞かれたので今後着る事のないであろう白無垢を着てみることに。
着ると言うか、羽織る、が正解かな。まるでふとんのような白無垢。お、重い…。
そしてヅラも私には結構重かった~。昔よりはすごく軽く作られているそうで、脱着もワンタッチでかなりお手軽な感はあったけど、立って歩いてみると思いのほかぐらぐらしてアタマが取れて後ろに置いてきちゃいそうな感じ。
こりゃ~~~~長時間は無理だな。ウンウン。やっぱ和装は無しだな。と心の中で再確認。
裏で羽織らせてもらって表の鏡があるところにしゃなりしゃなりと出て行く。
ヅラをつけて白無垢を羽織って出てきた私を見て相方はニヤニヤしている。ニヤニヤすんな~!と思ったけど私もなんとなく恥ずかしくてニヤニヤしてしまった。。
姿見でみてみると『ザ☆お嫁さん』な私が映っている。
一応(記念に)と写真を撮ってもらいちょっと満足。
お次はどうなさいますか?と担当の方。
私はもう十分だったのだけど、「せっかくですし打ち掛けも着てみてはいかがですか?」とこれまた絶妙に攻めてくる担当さん。
相方も「もう1枚も2枚もかわらんから羽織ってみ」と言ってくれたので、じゃぁ、あと一枚だけ。。と黒のゴージャスなものを選んで着てみることに。
一旦裏にひっこんでヅラにつけた白無垢用の角隠しをとって変わりにべっ甲のかんざしを飾ってもらった。ここまでしてくれるなんてちょっと嬉しい。
飾りつけが出来上がり担当の方に、表へどうぞ、と促され…。
え?このカッコで?と戸惑ってしまった。
なぜなら今の状態は、あたまはカツラをつけていて、体はジーパン、Tシャツ(私の今日の服装)に腰帯を巻いた状態なのだ。アンバランスなことこの上ない。
先ほどの白無垢はこの状態の上から羽織ったものだったのだ。とてもマヌケ。この状態で相方や他の人がいる場に出るのはものすごく恥ずかしい。
案の定相方はそんなマヌケなカッコの私を見てうれしそうな顔をしていた。
しかし、和装って、和風顔の私にはとてつもなくなじんでいる…。カツラも着物も。似合っているといえば聞こえはいいけど新鮮味のない感じ。地味顔という自分をあらためて実感するに至る。
そしてこの黒の着物も写真を撮ってもらってかなり満足した。本番では着ないけどね。
ドレスの試着
式場にて1回ドレスの試着をさせてもらうことになった。衣装展示会とは違って、サロンにおいてあるドレスの中から選ぶから数は限られてくるが、初めてのことなのでとてもウキウキしていた。
しかし、またちょっとしたイザコザが発生した。正直こういうのが重なると疲れる。はー。
そのイザコザとは…
私達が一週間くらい前に取った予約時間は13:00でそのアポイントはTが取ってくれていた。私はその時間をTから聞いていた。
そして昨日、私は試着するにあたって何か必要なものはないか担当さんに電話をして聞いたのだが、その時念のために予約時間の確認をしたらなぜか
「14:00です。それで申し訳ありませんが明日のその時間私は出張でいません。でも美術担当がしっかり打ち合わせさせていただきますので」
と言われた。
私は、13:00と思っていたのは自分の思い違いかと思い、特に何も言わず「わかりました」と答えてしまった。
ところが、Tの予約した時間は13:00で間違いなかったのだ。
「俺は話があるから、担当さんがいる時間を聞いてあえてその時間にしたのに、いないってどういうことだ」
前の結納 の時、話が違う部分があり、Tは担当さんに問いただすつもりだったらしい。
あの時、結局用意されていたのは飾りも漆塗りのお盆も無く、木枠の受け皿のようなものに水引の熨斗袋3点が乗っている状態のものだった。
その飾りつけをみてあちらは唖然として、その時私達の知らないところでちょっとクレームも出していたらしい。
私は、ちょっと「アレ?飾りが無いような気がするけど…付けてくれる飾りってこのことだったのか」と思っていたので全然気にしていなかった。Tが納得してこの飾りを頼んだと思っていた。
Tが要望した飾りは結局これじゃなかったっていうのも知らなかったし、食事会の雰囲気もなごやかだったからその時そんなに怒ってたとは思わなかった。
で、そんなふうに話がちょこちょこ食い違う部分についてハッキリ担当さんに指摘しようと思っていたらしい。
それなのに、いないって…
Tは速攻電話をして、どうなってるんだと聞いていたが、担当さんいわく、
13:00は自分の担当ではないが他のお客様が試着に来ることになってしまってサロンが使えないので14:00からでお願いしたいと、そしてどうしてもその時間はあけられない
との事らしく、Tはしぶしぶ了解していた。
多分、担当さんは私に14:00と言えばOKだと思っていたと思う。Tが話したいとは思ってなかったのかな。
でも時間の予約をしたのはTなのだから、時間が変わるならもっと早くTに連絡すればよかったのに。昨日急にその時間に客が入ったとでも言うのだろうか。。
もし私が時間を聞かなければどうしていたのか。今日そのお客さんとかち合ってた可能性もあるって事だよね。私が時間を聞いたのを幸いに時間を変えてきたので、それってちょっと違うんじゃないかなと思った。
ま、そんなことを言っていても仕方ないので、話は今度あらためてするという事にして今日は14:00から気を取り直して試着させてもらうことにした。
そして時間の14:00、サロンに行ったら、まだ他のお客さんが試着している様子。
しばらくしたら美術担当の若い女性の方が来て、
「お待たせ致しました~。今日はドレスのご説明をさせていただくということで、ありがとうございます。
このサロンには~~うんたらかんたら」
(え??説明? 今日試着はできないの??ガーン)
と思っていたらTは堪忍袋の緒が切れたらしい。…あ~~
「ちょっとまて、説明ってどういうこと!? 何でこんなに話がいつも食い違うんですか!
今日は試着するっていうことで来てるんですよ。担当さんとはそういう話がついてる。
時間だって13:00だったのを14:00に変えられて、この時間に来たのに!
いつも話が少しずつ食い違ってきてる。この前の結納の時も何かと違うしどうなってるんですか、そちらは何組も担当請け負ってるから、私達はそのうちの1組かもしれないけど、私達にとっては初めてのことだしあなた達を頼りにするしかないんですよ。それを…」
あ~~~… 怒ってる… 怒りが今日のことだけじゃなくなってる…どうしよ…
しかしこの美術担当さんは負けていない。Tがこう言ってる合間にも
「あ、でも…」とか「それは今日はそういう風に私は聞いているのですが」とか「担当がそのように言ったのですか?」とか「あ~それは申し訳ありませんでした」とか微妙にさえぎっててしっかり人の話を聞こうとしていない。
そして、先に試着して打ち合わせしているカップルとその担当さんが私達の動向に聞き耳立てている…
2人がこのまま言い合いしても多分拉致があかないので
「今日は試着できないんですか?説明していただくだけですか?」
とTの怒りをさえぎって聞いてみた。今日の時点ではこの点が最重要事項だから。
「もちろん試着していただけます。大丈夫です」
「それならいいんです。今日試着するつもりで来てましたので。初めに今日はドレスの説明をされると聞いて、今日は試着できないのかと思って、話が違うと思ってしまいました。」
「申し訳ありません~、、ではコチラで少々お待ち下さい」
…ドレスの説明はないんか。
他のカップル達が聞き耳立てて固まってたのが、また話し出して、今度は男性の衣装の試着をしている。
…
「怒ってる?(チラリ)」
「怒ってないよ。」
「そっか(ホッ)」
「あの美術担当とかいう若い女気に食わない。話し方がなってない。」
「まぁまぁ。でも私も今日は試着できないのかと思ってビックリしたよ」
「だよなぁ。なんか、いつも話が食い違うから今日もかと思った。」
その時、先に試着してたカップルの相手をしていた年配の女性社員さんが
「今日はこちらの試着の時間が押してしまって申し訳ありませんでした。」
と謝りに来た。
「そんな事ないんです。どうぞゆっくりされてください」
…
「どうやら、13:00からあのカップルが割り込みで俺らの後で予約が入ったから、俺らの方が時間ずらされたっぽいな。」
「そうなのかなぁ…」
「あちらの方が式の日が近くてせっぱつまってるんじゃないのか?」
「なるほど、そうかもね。」
と、まぁこんな感じで、嫌な雰囲気で始まった試着。計6着ほど着たけど疲れた~~~~。
ものすごく疲れた。
体にもあんまり合ってない感じだったし…。衣装展示会に期待するしかないかな。
一応、マーメイドラインで裾のレースが長くてきれいなドレスが私もTも気に入ったって感じ。
予約されますか?ってしつこく聞かれたけど、なんか疲れたしそんな気分(どんな気分だ?)じゃなかったので予約はしないことにした。
しかし…結婚式のときはずっとドレスで過ごすんだよね、、こりゃ大変だ~
なれそめ7
人気のいない公園のベンチに座り込み、Tの言葉を待つ私。
…
…(わー重苦しい雰囲気・・・)
…
…
で、好きな人っていうのは、君のことなんだけど。。
…
…
…
…
… え!? なんつったの? 私?マジデ?
受験近いからアレだけどもし良かったら付き合ってくれん?
いいよ!(誰とも付き合う気は無かったんじゃないのかーぃ!)
とこんな感じで始まりました。なんとまぁ、今考えても軽いなぁ。本当に顔が好みだったってだけなんだよね。性格とか、全然知らなかったし。(ヒドイ)
なのに、それからずっと付き合って結婚までに至るとは。
付き合った当時は絶対そのうち別れるんだよな~とか冷めてたし。人生って不思議。
