* | 世界の中心でメガネを二回叩き割る。

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世界の中心でメガネを二回叩き割る。-IMG_0769.jpg

三成、きみが、これを読んでいる、ということは……
私は、死に場所を得たのだろう。
わかっているとは思うが、
哀しむのはやめてくれ。
病にあらがえずに、
朽ちていくばかりの命を……
信念の限り
尽くす機会をくれたのは、
他ならぬ三成……
きみなのだから

前置きは、ここまでにしよう。
これから最後の助言を記す。
あてが外れていたら、
笑ってくれてかまわない。
私がいなくなる、ということは……
小早川秀秋の裏切りが行われ、
私が、それを支えきれなくなった、ということだろう。
想定しうる、最悪の事態、というところだろうか。
恐らくは、兵力も、勢いも、敵の方がはるかに勝っている……
違うだろうか?
そうなっては、もはや、とるべき方法は一つ。
直接、徳川家康を叩くのだ。
だが、それは、容易なことではあるまい。
恐らくは、何重にも、厚い守りが敷かれているだろう。
いいか、三成。
討つべき相手は、家康だが、きみ自身は、視野を広く持て。
一つの戦局のみならず、さまざまな戦場に目を配るのだ。
それから……
現在のことのみならず、これまで経験したことにも意識を向けろ。
困難にぶつかったとしても、それが解決のカギとなるはずだ。
……三成……
我らの正義を明日に輝かせるため……頼んだぞ。
きみの采配が鮮やかなることを願っている。